小樽市(迫俊哉市長)と小樽市老人クラブ連合会(佐々木茂会長)共催で、小樽市シルバーエイジ作品展が、9月4日(水)~8日(日)に市立小樽美術館(色内1)で開催されている。
初日4日は10:00から開会式が行われ、関係者が出席しテープカットで祝い、迫市長は、「沢山の力作で、昨年より多くの作品が出展されて嬉しい。昨日からの準備に心から感謝する。お年を召された方も趣味を通じて仲間と楽しみ、健康寿命を延ばし健やかに生活を営んでほしい」と挨拶した。
佐々木会長は、「準備に汗を流しながら展示し、手芸・工芸・写真・文芸など、市老連分129点・杜のつどい44点・デイセンターはる25点・手仕事工房来夢27点の合計225点もの多くの作品を展示している。高齢者がいろいろな分野で活躍している。今日から日曜日まで展示ぶりを充分にご覧いただきたい」と述べた。
市老連副会長で緑本町緑樹会(26名)の古川洋三会長(88)は、20年俳句を続け、現在、天為(てんい)という俳句の会で学び、俳句3句を墨で書いて短冊にして出展。
「晩年の歩のゆるやかに夏帽子」は、年を取ると歩くのもゆっくりとなる今の自分を詠った句だそうで、日常を詠み月に100句ほど作品を制作し「もう少し頑張りたい」と話していた。
杜のつどいでは、書を楽しむ会・ぬり絵・チクチク縫いの会・新聞ちぎり絵・やさしい水彩・油彩の会の5講座から、工夫を凝らした作品や自信作を出展し、日頃からこつこつと努力している見事な作品が並んでいる。
手しごと工房来夢では、チュニック・ワンピース・ハンチング帽など、どれも不要となった着物や帯などからリメイクした、おしゃれな作品を出展。
指導者の及川洋子さんは、「着物生地や帯・しぼり・雨コート・子どもの着物生地を使いタペストリーを作った人もいて、もったいないからほとんどリメイクしている」と話し、同工房では毎週木曜日10:00~15:00に集まり、会話を弾ませながら制作を楽しんでいるそうだ。
2024(令和6)年度小樽市シルバーエイジ作品展
9月4日(水)~8日(日)9:30~17:00(最終日12:00)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー 入場無料
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