市立小樽美術館協力会(秋野治郎会長)と冬虫夏草(佐藤リム代表)の共催事業・現代美術と実験パフォーマンス脳動芸術祭が、8月16日(土)10:00から同館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開幕した。
富樫幹氏は、言葉をコンセプトに「ドローイング」や「胎動」などを出展。
多目的ギャラリーの床には、Aki Yo氏のドローイング作品を敷き詰め、景[KEI]氏は、820mm×450mmの大きな作品を会場正面に発表。田仲氏の動きのある足や手のモノクロ写真をコラージュし、一部変更し佐藤氏の手も入り、釘180本を打ち、脳と手や足をテグスで繋げ、伝達信号をイメージ。
珈琲染を用いた絵画を制作している松本心音氏やITO AOI氏の作品と、特別展示として一原有徳の作品を展示し、現代美術に引き込まれた来場者は、足を止めて見入っていた。
投げ銭大歓迎の実験パフォーマンスの初日は3組が出演。13:00から主枝涼氏のアルトサックスの音とデジタルVJのITO氏が即興でコラボレーションし、映像が徐々に成長して変化を繰り返した。ITO氏は「実験的に変化に特化した」と語った。
14:00からは、主枝氏のアルトサックスと舞踏の明夜氏がコラボレーション。主枝氏は明夜氏と初対面だが、明夜氏の動きに合わせたり醸し出すムードに合わせたり、イメージして音を変化させたりしたという。
初日最後のパフォーマンスは、佐藤リム氏と田仲ハル氏と新葉(ノイズベース・ノイズギター操作)が、意図的に作り出した音などで爆音を繰り広げた。
17日(土)と18日(日)も作品展示とパフォーマンスが行われ、17日11:00~12:00に子ども向けに「英語で踊ろう」、講師はタイラハルカ。
18日11:00~12:00は、世界最古の電子楽器「テルミンに触れよう」で講師はバブーシュカ。
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