小樽市教育委員会では、夏休みの恒例行事・小樽イングリッシュキャンプを、8月1日(木)と2日(金)の日程で開催。
初日の1日は、市内の小学5・6年生30名に、市内外国語指導助手(ALT)8名・ボランティア1名・教員2名が参加した。
英語を使う外国人観光客への観光案内等の体験を通じ、観光都市小樽のグローバル化を担う人材の育成を目指し、外国人との活動を通じて生きた英語を学び、国際感覚を磨くのがねらい。
9:50から開会式が行われ、自己紹介や簡単な対話等を利用したゲームを行い、その後、8グループに分かれ、午後から外国人へ観光案内するため現地へ向かった。
寿司について話すことを決めたチームは、みんなが好きなサーモンやエビの寿司やラーメンなどの絵を描いて、外国人観光客から見て親しみやすいボードを作成。
13:00に市立小樽美術館(色内1)研修室に集まり、小樽運河や堺町通り商店街へ出発。外国人観光客に英語で話しかけ、みんなで考えた観光PRを披露した。
「時間ありますか?」と英語で話しかけ、自分たちが用意したボードを見せて1人ずつ英語で説明。
聴いてくれた外国人からは「頑張って!」と、励まされるシーンもあり、別れ際に、小学5年生の女子は「良い一日を」と英語で挨拶し、好印象を与えていた。
参加した児童は「英語は難しい」、「午前中に練習したから完璧」などと話し、小学5年の古谷さんは、「小樽の良いところはどこか探して、博物館の面白いところを英語で紹介しようとみんなで練習した」と話した。
14:30に美術館に戻り、修了証を受け取り全員で記念撮影を行った。
現在、中学校の英語教師が、小学5・6年生に週2回外国語の授業を行い、小学3・4年生に週1回外国語活動の授業を設け、2013(平成25)年度にイングリッシュデイとしてスタート。2014(平成26)年度からイングリッシュキャンプとして続け、最近では、子どもたちのレベルも上がってきているという。
同委員会担当職員は「国際感覚を高めてもらいたい」と期待。2日は中学生を対象に開く予定。
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