第58回おたる潮まつり開幕 ふれこみスタート

 7月26日(金)18:00から、第58回おたる潮まつりの開幕を告げる潮ふれこみが、梁川商店街の都会館(稲穂4)前をスタート。潮音頭と潮踊り唄に合わせて踊り手たちが長い列を作って踊り、市内中心部はまつり一色に染まった。

 

 17:55におたる潮太鼓保存会の山車の列が先頭を切ってスタート。総練習を一般公開した若潮隊は2つの山車に分かれて乗車し、力強いバチさばきを披露。

 

 その後ろに、同会の山車4台が続き、沿道には大勢の見物客が押し寄せ、目の前での打演サービスもあり、大きな拍手が送られていた。

 

 続いて、役員梯団・藤間流扇玉社中・若柳流旭輝社中・直江博子バレエ研究所・潮梯団のふれこみ梯団が、揃いの潮の浴衣で潮音頭と潮踊り唄に合わせ都会館をスタート。

 

 都通り商店街のオーセントホテル前を左折し中央通りを抜け、駅前通りからメインステージまで梯団ごとに踊り進んだ

 

 まつり会場には100店以上の露店が軒を連ね、大勢のまつりを楽しむ人々でごった返した。今年で使用が最後となるメインステージ前に続々と梯団が集まり、予定時間を少し押して開祭式が開かれた。

 

 潮太鼓の揃い打ちが鳴り響き、水平線の彼方から汲み上げられた御神水が、実戦格闘
空手道場雅の佐藤雅美師範によって運ばれ、潮コンシェルジュから上参郷実行委員長へ手渡され、無事に奉納された。

 

 上参郷実行委員長が、「海への感謝をテーマに始まった市民参加のまつり。先人が苦労して築き上げ、今小樽っ子の魂ともいえるまつり。先人をはじめ、市民の皆さんに感謝する。熱い3日間大いに盛り上げよう」と開催を宣言した。

 

 迫俊哉市長は、「実行委員会は、熱中症や安全対策に尽力され心から感謝している。ふれこみの際には、沿道に多くの外国人観光客がいて、国際色豊かなおたる潮まつりになると思う。潮ねりこみには多くの小中学生の皆さんが参加し、思い出深い潮ねりこみになると期待している」と挨拶。

 

 潮コンシェルジュの森田有咲さんは、「コンシェルジュとして参加できうれしく思う。楽しかったね、来年も行こうねと思ってもらえる楽しいまつりになれば幸い」と述べた。

 

 同・金子侑里香さんは、「今日を楽しみにしていた。ふれこみでは、開幕を祝福しながら皆さんと共に踊った。この大舞台は一生忘れることのできな思い出。皆さんにとってもかけがえのない3日間となるよう心から願っている」と述べた。

 

 上参郷実行委員長がスイッチを入れると、ステージ上の提灯が点灯し開幕が宣言された。

 

 27日(土)13:00~20:30に潮ねりこみを開催。暑さ対策のためコースを短縮。74梯団4,446名が出場し、17番目と60番目にとびいりDE踊り隊を予定している。

 

 28日(日)は、神輿パレードやねりこみコンテスト表彰式・潮バラエティステージ・大花火大会が開催される。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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