たかたのりこ展 MI−mosaコラボレーション公演

 市立小樽美術館(色内1・苫名真館長)で開催中のたかたのりこ展とのコラボレーション公演、ユニットMI-mosa(ミモサ)「あたたに伝えたい言葉の匂い」が、企画展会場の同館1階市民ギャラリーで7月20日(土)14:00〜17:00の2回開かれた。

 

 詩人・吉野弘作の「祝婚歌」をテーマに、堀きよ美が朗読劇を創作。詩の行間から小さな物語と音が生まれ、3人のアーティストが、演劇・音楽・舞踏で、泣きたくなるような懐かしさと切なさ、優しさの空間を紡いでいくをコンセプトに3部構成で公演。

 

 MI-mosaは、舞踏の稲村由美子氏、女優の堀氏、音楽の留美氏の3人のユニット。ミモザの花は、イタリアやフランスで花を捧げる日があり、感謝を込めて贈る意味合いから名付けられた。

 

 最初に、稲村氏の「ただいま」と「おくり人」の朗読劇が2編あり、3部構成の最後は、「祝婚歌」をテーマにした舞踊で締めくくった。

 

 朗読劇も舞踊も留美氏が作曲。グロッケンシュピールやアンデス(鍵盤リコーダー)、アコースティックギターで演奏した。

 

 公演を終えた稲村氏は、「ギャラリーという会場の中でも、温かいお客さんの雰囲気が伝わってきた。ギャラリーでもきちんと照明や音が入ると、いつものギャラリーとは違った空間となり、たかた先生の作品ともコラボしながらできたと思う」と満足していた。

 

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