小樽地区保護司会(阿部隆一会長・74名)の城治子氏(77)は、28年間の保護司の功績が認められ、2024(令和6)年春の叙勲で瑞宝双光章を受章。
7月3日(水)10:00から市役所(花園2)2階市長応接室を訪れ、阿部会長と城氏が報告を行った。
城氏は、保護司として1996(平成8)年6月1日から2024(令和6)年5月31日まで務めた。2021(令和3)年5月10日に同会初の女性会長となり、会の発展のために尽力。2023(令和5)年5月22日からは顧問となり、今年5月31日に退任している。
その間活動が認められ、法務大臣表彰など数々の賞を受け、現在は、小樽更生保護女性会で犯罪を犯した人や非行した少年の立ち直りを助け、犯罪や非行のない明るい社会づくりを支援するための女性ボランティア団体で活動を続けている。
迫市長は、「長年に渡り、小樽の保護司会を支えていただき感謝する。現在は、更生保護女性会に席をおき、また力をいただければと思う。市としても更生保護活動を進めたい」と栄誉を称えた。
城氏の夫は、2019(令和元)年9月末に閉院した城小児科院長の城守氏で、夫婦二人三脚で地域医療を支えてきた。守氏は2012(平成24)年に旭日双光章を受章し、一緒に伝達式に同行した。
城氏は「今回の伝達式へは夫が同行できなくて残念だった。夫婦での受賞は珍しいと言われた。皆さんの支えがあり受章できた。痛ましい事件もあり、退任後、勧める機会を失ったが、辞めると言った人はひとりもいなかった」と、話した。
阿部会長は「春の受章は少なくこの上ない。総会で皆さんに報告して祝った。とても励みになり、希望が持てた」と喜んでいた。