スマホ教室で詐欺防止啓発活動 まちおこし研究会

 札幌学院大学公認サークルまちおこし研究会(60名)が運営するスマホ教室 in 小樽の町内会実行委員会(松代弘之実行委員長)が、6月30日(日)13:30から、豊川会館(豊川町7)で同町会(齋藤周司会長)と石山町会(荒谷しげ子会長)合同のスマホ教室を開催。

 

 同研究会の16名と北陵中学校ジュニアインストラクター3名が協力し、両町会員22名が受講した。

 

 2024(令和6)年の今年は、6月8日(土)の入船六三町会を皮切りに、15日(土)に新潮町会で開催され本日が3回目となった。

 

 高齢者が集まる貴重な機会とあって、小樽警察署と連携を図り、生活安全課大原健巡査長と小樽駅前交番の田中さんが出席し、特殊詐欺などの手口を解説。

 

 田中さんは、「いろいろな技術の発展に伴い、スマホやパソコンを利用した詐欺被害が増え、上手い話に騙されることにならないように、スマホの使い方をより知ってもらい、家族とコミュニケーションを図るツールとして活用し、変なメールが来た場合は家族に相談し、特殊詐欺被害を減らしてもらいたい」と話した。

 

 大原巡査長は、「最近オレオレ詐欺の電話があり、息子を名乗る人から電話がかかってきたり、オンラインで若い人も被害に遭っている。投資詐欺・ロマンス詐欺、市内で多いのは副業詐欺。今年1月〜5月の市内での特殊詐欺被害は3件で1千万円の被害があり、1件の被害額が大きい」と注意を呼びかけた。

 

 学生スタッフが制作した迷惑メールの例を掲載したチラシも配布され、受講生に注意喚起した。迷惑メールの事例も紹介し、添付ファイルやURLをクリックしないよう、個人情報やメールも送らないよう注意を呼びかけた。

 

 スマホ教室では、学生2名と町会員2名ずつに分かれ、会員のグループラインの作り方や写真の送り方・迷惑メールの削除・着信拒否の方法など、疑問や悩みに対し、学生が問題解決に導きアドバイスした。

 

 上野リーダーは、「大学に入る時に、ボランティアをしたいとまちおこし研究会に入った。今日来ている大学生の半分は1年生で、興味がある人が入ってくれて良かった。

 

 参加した町会員さんからも、楽しかったからまた参加したいと言ってもらい、このプロジェクトが継続していけると思う」と話し、参加者は「問題が解決した。親切に教えてもらった」と満足していた。

 

 昨年のスマホ教室は、13町会から約160名が参加し、今年の目標は昨年より5町会増の約200人の参加者を見込んでいる。

 

 ◎まちおこし研究会〜イノベーションプロジェクト(外部)

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