株式会社大八栗原蒲鉾店(入船1・栗原康代表取締役会長)の50年愛され続けている定番商品「いかつまみ」が、3月開催された第75回全国蒲鉾品評会において農林水産大臣賞を受賞。
6月19日(水)東京で開催された表彰式に、栗原会長自らが出席し、27日(木)10:00から小樽市長を表敬訪問し受賞を報告した。
迫俊哉市長は、「庶民の味が高く評価された。市民の健康と市民の皆さんの食卓を支えてください」と栄誉を称えた。
大正3年創業の同店は、かまぼこ製造技術と品質には絶対の自信があり、スケトウダラ・白グチ・宗八ガレイなどを原料に、板付かまぼこ・角焼・揚げなど30種類以上をラインアップ。
受賞した商品、すり身に玉ねぎ・にんじん・マイカのミミをボイルしたものを細かく刻んで合わせ、小さくちぎった形に揚げたかまぼこで、50年続く同点定番中の定番で人気商品。
栗原会長は、「一番人気商品が賞をもらい嬉しい。揚げ部門は300ほどエントリーした激戦部門。その中で日本一になったとは嬉しい限り。ぜひ市民にも喜んでもらいたい。常に材料の調達に変化があり、苦労はつきもので状況と戦っている。体に良いかまぼこを食べてほしい」と話した。
都通りにも支店をオープンし、西側に住んでいる市民にも買い求めやすくなった。
日本かまぼこ協会が主催する全国蒲鉾品評会は、1947(昭和22)年の第1回大会から毎年開催され、蒲鉾製造技術を競うとともに、同業者相互の情報交換・親睦の場として大きな役割を果たしている。
現在、部門は7つあり、いかつまみは第5部門の「揚げもの」で受賞。農林水産大臣賞は、いかつまみを含む7点が選ばれた。
同商品は、1999(平成11)年の第52回全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞。2016(平成28)年開催の第68回全国蒲鉾品評会では、復刻版宗八入り角焼が農林水産大臣賞を受賞している。
◎関連記事