豊かな自然環境に恵まれている小樽市立西陵中学校(富岡2・駒場秀剛校長)では、PTAと生徒会・生徒有志約20名が参加し、6月24日(月)15:30から校舎前の花壇作りを実施した。
花を楽しみ、周辺の環境を整備する花壇作りが市内で行われる中、同校でも、芝桜が咲いていた斜面の花壇を整備しようと、PTA事務局員の江頭さんと菊地さんが中心となり、2011(平成23)年に京都市内の交通事故で亡くなった4歳男児が大切に育てていたひまわりの種を引き継ぎ、ひまわり絆プロジェクトにも参加して種を育て開花させることで命の大切さを学ぼうと、小樽警察署で種を分けてもらい、ダリアの種と合わせて植え、その下に紫陽花を植える計画を進めてきた。
放課後、生徒がぞくぞくと集まり花壇整備が始まった。芝桜の残骸や草や石を取り除き、男性生徒は重い肥料入りの土を持ち上げ、みんなで花壇にならし整地した。ひまわりとダリアの種を丁寧に植え、花を付けた紫陽花を一番下に植え、花壇作りは完了。
齋藤生徒会長は、「沢山の人が来てくれて嬉しい。みんなで協力し意味がある花壇になると思う」と話し、参加した生徒らは花が咲く日を楽しみにしている。
駒場校長は、「保護者の皆さんが学校のために考え取り組み、とても温かい。学校としてもひまわり絆プロジェクトに参加し、さらに広がればと思う。地域の皆さんと子どもたちとの距離が近く、ゴミ拾いなども一緒に行い、地域で子どもを育ててもらっている」と話した。
市内の学校では花壇整備に目を向ける学校が多く、6月15日(土)には、地域住民と協力して、朝里中学校横のバス通り沿いに約180株の紫陽花を植えていた。
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