北海道済生会(築港10)では、昨年に続き2回目となる、小樽市と共同で楽しく防災の力を学ぶ「防災ラボ」を、6月22日(土)11:00〜15:00、ウイングベイ小樽イオン側屋外駐車場で開き、消防隊員による放水や降下訓練・防災啓発に関するパネル展・ベットと防災コーナーなどを開設し、多くの家族連れが来場した。
同済生会と市は、地域共生社会実現のため、昨年12月に締結した包括連携協定の一環で開催し、地域防災の強化や安全に取り組んでいる。
小樽市消防署員20名・小樽市消防団員20名・小樽警察署員2名・海上保安部・第11特科隊員らが参加し、子どもたちを対象に放水する消火器体験や心肺蘇生法やAED体験、潜水士資機材の展示や制服試着体験などが行われた。
訓練用の人形を活用して心肺蘇生法を、消防団員が手順をひとつひとつ丁寧に指導。11:30と14:00の2回、はしご車のバケットに消防隊員を乗せ、エネルギー棟屋上(地上20m上)をめがけての放水訓練や、エネルギー棟から2名の消防隊員が降下訓練を披露。素早く降下する姿に大きな拍手が送られていた。
子どもたちを対象にしたパトカーやはしご車バケットの乗車体験も行われ、長い列を作って順番を待っていた。
9歳と7歳の姉弟は、「たまたま通り掛ったらイベントをやっていて、姉弟だけで乗車した。少し怖かったけど遠くの景色も見えた」と満足した様子だった。
全国で20数台、道内では2年前に初導入された薬局機能と発電機能を兼ねそなえた災害時の救護車両、ナカジマ薬局(札幌市)の災害救護車もお披露目された。
この他、たべものスペースにキッチンカーが並び、多くの親子連れが来場し、楽しい時間を過ごていた。
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