小樽市生涯学習プラザでひきこもり当事者と家族の相談会

 塩谷福祉会地域活動支援センターやすらぎ(浦部祐夫施設長)主催のひきこもり家族相談会が、6月19日(水)13:00から小樽市生涯学習プラザレピオで開かれ約10名が参加した。

 

 同センターやすらぎは、2000(平成12)年から主に精神障がいを抱える人ともに活動し、相談や交流を行っている。

 

 2006(平成18)年からは市の補助金を受けて運営し、誰でも相談できる活動を続ける中、過去の利用者が10年間ひきこもりだと聞き、どんな支援や活動があるか一緒に考えたいと、2023(令和5)年10月から月1回のペースで、当事者や家族からの声を聞く家族相談会を開き、今回で9回目となった。

 

 今回は、小樽市福祉総合相談室「たるさぽ」の大口明男主幹を招き、たるさぽとは何かや生活困窮者自立支援制度、支援の例や就労支援などについてを聞いた。

 

 同相談室は、高齢や障害・困窮の窓口を集約した福祉相談室の設置に合わせ、市役所本庁舎に、福祉のことならなんでも相談できる福祉総合相談室として設置された。

 

 2015(平成27)年4月から生活困窮者自立支援法が施行され、最低限度の生活を維持することができなくなる人とそのおそれがある人も含まれた包括的な支援を行う制度。

 

 2022(令和4)年度では、幅広い年代から、仕事ができなくなり支援を求めるなど相談を受け、40代が22.7%と一番多かった。

 

 大口主幹は、「だれもが暮らしやすい地域づくりに向けて取り組みを進めていきたい」と話し、後半は、当事者と家族のグループに分かれ、たるさぽ相談員や大口主幹・浦部施設長と交流や相談が行われた。

 

 次回は、7月18日(木)13:00〜15:00に小樽市生涯学習プラザレピオで、NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワークのピアスタッフ・小澤基さんを招き、相談者としての経験から感じることや今後に活かすヒントを語る予定。

 

 申込不要で、問合せ・相談は火曜日〜土曜日9:00〜17:00。電話:0134‐31‐6878 地域活動支援センターやすらぎ 担当:浦部・田中。

 

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