おたる水族館ペン太ホールオープン こけら落としで紙芝居

 おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、現在の場所に新築移転して、2024(令和6)年7月14日(日)で50周年を迎え様々な記念イベントを企画し、幼稚園や保育園などの雨天時の昼食場所としてや休憩所・各種イベントに使用する、多目的ホール「ペン太ホール」を6月15日(土)にオープンした。

 

 みんなが親しみやすい名前にと、同館マスコットキャラクターのペン太の名をつけ、海獣公園へ通じる道の本館左側でテーブルと椅子があったところに、入口が一目で分かるよう建物の壁にペン太をあしらった。

 

 芝生部分を除く、建物周辺の舗装などの整備も含め6月12日(水)に完成。ホールは78.75㎡の平屋で60〜70名が入り、冷暖房完備の土足OK。

 

 伊勢館長は、「50年の節目に、沢山使ってほしいとこれまで無かったホールを建てた。幼稚園の団体などが入ると貸切になる場合もあるが、暑ければ涼む場所に、時には休憩場所として、皆さんに使いたいように使ってもらいたい。利用時間は開館時間と同じ」と話した。

 

 10:40からこけら落とし公演「オリジナル紙芝居の読み聞かせ」が行われ、20名が参加した。同館オリジナルの紙芝居3作品のうち、岡本飼育員が角川雅俊獣医師制作の紙芝居「あざらし」を読み聞かせ、松賀飼育員が、梅津真平さん原作・中川めぐみさん脚本・三橋とらさん絵の紙芝居「おたる水族館開館50周年記念海の生きものたち大集合」を、読み聞かせた。

 

 紙芝居には、子供の興味を引くよう、水族館の特徴が沢山紹介され、ところどころにクイズが出題されている。

 

 何度もクイズに正解していたほのかちゃん)小2)と、妹のほまれちゃん(5)は、「魚がいっぱいいるから好き」と話し、母親は「同館の歴史など、紙芝居でいろいろなことが分かり、勉強になった」と話していた。

 

 オリジナル紙芝居の読み聞かせは、7月14日(日)から毎週日曜日(8/11を除く)の11:30から1公演に付き2本の予定。当日現地で申込みで先着40名程度。

 

 水族館塾も開講し、6月23日(日)「カイジュウのはなし、水族館で暮らす生きものたちの健康管理」、30日(日)「魚ってなあに 水族館の魚はどこから来るの?」。各日11:00〜11:45。小学4〜6年生を対象に、各日先着30名。参加料500円。申込はHPから。

 

 ◎おたる水族館HP(外部)