2024(令和6)年小樽市議会第2回定例会が、6月11日(火)10:00から議場で開会した。会期は本日から7月1日(月)までの21日間。
迫俊哉市長は、議案第1号から議案第15号までの提案理由を説明し、共産党から本日提出された議案第16号小樽市非核港湾条例案については、小貫元議員が説明した。
今定例会の提出議案は、議案1号2024(令和6)年度小樽市一般会計補正予算(先議分)を含む4件と、議案5号小樽市自治基本条例の一部を改正する条例案など5件、工事請負契約6件、専決処分報告1件、承認を求めない専決処分報告3件、繰越報告3件、最終本会議に提案予定の人事案件1件。
補正予算は、先議分として、国の物価高対策として、低所得者の支援として、2024(令和6)年度新規非課税世帯等支援給付金給付事業費3億539万5千円と、定額減税の補足給付する定額減税調整給付金事業費7億823万1千円の合計10億1,362万6千円を計上。(令和5年緊急生活支援給付金受給者を除く)
低所得者の支援の給付対象は、6月3日現在で小樽市に住民登録があり、新たに世帯全員が住民税(均等割)非課税である2,400世帯と、住民税均等割のみ課税である260世帯に10万円/世帯給付する。これらの世帯に属する18歳以下の子70世帯140人に5万円を給付する。
また、定額減税調整給付金事業の対象者は約19,000人で、定額減税しきれない差額を8月中旬に初回支給する予定。
通常分としては、ウイングベイ小樽への行政機能の一部移転に伴う賃借料(施設改修費相当分)の増額4,723万2千円。
子ども家庭課移転等経費、既存の備品等の搬出搬入作業委託や乳幼児用の自動デジタルスケールの更新に201万2千円。
保健所移転等の経費440万円、確認検査する新検査室整備事業費3,670万6千円、乳幼児健診の安全確保のため新歯科検診室備品整備事業費310万6千円。11月いっぱいかけて移転し、12月当初から開設する予定。
建設から100周年を迎える旧北海製罐株式会社小樽工業第3倉庫事業として、記念事業を実施するNPO法人OTARU CREATIVE PLUSへの補助や、記念フォーラム開催のため255万5千円。
新型コロナウイルスワクチンの定期接種化に伴う医療機関への接種費用を3億2,883万5千円増額する。インフルエンザワクチンを接種した数と同数を見込み、10月開始を予定している。
臨時市道整備事業費は、当初の2億7千万円から4,900万円増額した。豪雨による冠水被害を軽減するための排水施設の整備に向けた設計など。堺町のメルヘン交差点・ケーズデンキ前交差点・おこばち川から中間の3ヵ所を予定している。
工事請負契約について、観光船ターミナル(契約金額5億8,300万円)、港湾管理事務所(契約金額2億7,390万円)の新築工事は、いずれも7月上旬の着工となり、工期は2025(令和7)年7月いっぱいを予定し、8月のオープンを見込む。
一般会計における補正額は15億5,591万5千円の増となり、財政規模は635憶7,813万7千円となる。