小樽稲荷神社例大祭 手宮まつり賑わう

 手宮まつりとして市民に親しまれている小樽稲荷神社(末広町38・木村文彦宮司)の2024(令和6)年例大祭が、6月7日(金)~9日(日)の3日間開催され、夏の到来を告げた。

 

 初日は、手宮保育所の子ども神輿や小樽松前神楽保存会の神楽舞奉納、小樽潮太鼓保存会の打演でまつりを盛り上げるなど、多彩なイベントを企画した。

 

 8日(土)の例大祭本祭は、25℃を超える夏日となり、夏まつりらしい陽気となった。

 

 昨年から、野島通北海道新聞足達販売所(錦町18)の向いの空き地に設置された御旅所前では、19:00から同神社主催の寿祝餅まきが行われ、木村宮司と山下秀治令和6年度祭典委員長らが、500個の餅を撒き、撒くたびに集まった人々が歓声を上げ、会場は熱気に包まれた。

 

 双葉高校女子バスケット部員も餅まきに参加。みんなキャッチするのが上手で、一番多い子は5個もキャッチし「転んだところに、餅が沢山落ちてきた。良いことがあるかもしれない」と喜んでいた。

 

 また、錦豊会館から神輿2基の奉担渡御が行われ、小樽北海睦や手宮稲凰など各地からの担ぎ手200人弱が集まり、威勢の良い掛け声を響かせ、立ち並ぶ露店の間を進み、まつりのクライマックスを迎えた。

 

 暗くなるにつれ人出も増え、露店で飲食を楽しんだり、射的やヨーヨー釣りに挑戦する大勢の人々で賑わった。

 

 9日(日)は正午から、御旅所発興祭・小樽松前神楽生演奏・おたる潮太鼓打演と続き、16:00から本社還御祭が行われた。

 

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