小樽観光ガイドマップ“つむぐおたる”配布中

 一般社団法人小樽観光協会(港町4・西條文雪会長)は、2020(令和4)年度版以来、4年ぶりに観光ガイドマップを全面リニューアルした「つむぐおたる」(A4サイズ16ページ)を制作し50万部を発行。2024(令和6)年春から配布を開始した。

 

 同誌と新規制作したマップ・ウエブサイトの3つからなり、静寂の夜の小樽運河が表紙を飾り、小樽が重ねてきた歴史から“街が静かに語りはじめる”と書かれている。

 

 人と人との出会いで紡がれる感動、小樽を旅したことで紡がれる思い出。歴史と今を見据えて紡がれる未来。小樽は紡がれるべきモノやコトの宝庫を意味している。

 

 新規制作した別冊マップ(A5サイズ)は、小さなカバンに入りやすく大きく広がらないものにし、日本語29万部・英語版12万部、中国語繁体字・中国語簡体字・韓国語各3万部発行。

 

 さらにウエブサイトを新規開設し、ウエブにしかないコンテンツとして、店の人のインタビューを動画で盛り込んだ。

 

 ◎つむぐおたる(外部)

 

 担当の永岡朋子さんは、「マップを充実させたいのが大きな目的のひとつで、10年先を見据えた時、紙代・印刷代も上がり今の形のパンフレットはあるだろうか?と、デジタルにシフトしようと考えた。前回の28ページよりも12ぺ—ジ減らし、ウエブサイトに盛り込んだ。

 

 制作のキーワードとして、大衆向けの情報はウエブで拾える世の中。もう少し本物志向で、知的好奇心の高い人へ、小樽の広がり深さを7つの歴史の物語を紹介し、意外にも小樽の観光スポットに紐づいている。発行後は、課題も見えてくるが、作りながら小樽の歴史や価値に気づかされた。熟読して小樽の魅力を改めて知ってもらいたい」と、ガイドマップの利用を呼びかけている。

 

 市内の観光案内所・観光施設・宿泊施設・飲食施設、道央圏の公共交通機関・札幌圏・後志圏の宿泊観光施設。道外物産展会場・観光案内所・交通機関等各所・クルーズ客船寄港時の観光案内所などに配布。

 

 今後の発行については、2年をめどに活用した人の意見を聞きながら、3年目になるかは検討するとしている。

 

 ◎小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」(外部)

 ◎小樽観光ガイドブック2024「つむぐおたる」(外部)

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