小樽ジュニアピアノコンサート(三浦明子代表)が主催したピアノ公開レッスンが、5月26日(日)10:30から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催され、高い志を持つ子どもたちが超一流のレッスンを受講し、その様子を間近で見ることができる貴重な機会となった。
3回目となる今回は、ピティナピアノコンペティションにおいて、全国大会金賞受賞者の指導者に与えられる特別指導者賞を何度も受賞し、札幌コンセルヴァトワール副院長や全日本ピアノ指導者協会北海道支部長を務める山下聡氏を講師に招いた。
それぞれに挑戦するコンクールに向け、小学5年生〜中学2年生9名が受講した。
レッスンに先立ち、三浦代表は「コンクールに向け、秘密の指導法で教えてくれる。勉強し上手になってください」と激励。
7月15日(月)の毎日こどもピアノコンクール小樽地区予選に出場予定の横内絢さん(小5)は、初めての公開レッスンを受講。「先生のアドバイスをもらい上手になりたい。本選で銀賞を取りたい」と話した。
レッスンでは、W.F.バッハの春を演奏し、「滑らかに気持ちを込めて弾く。緻密な音楽に感性や個性を込める。ミスはしないように。音の表現の幅を広げる」と、山下氏自らピアノを弾いて手本を見せながら指導した。
6月9日(日)苫小牧で開催のピティナC級コンクールに向けて猛特訓中の山口敬太さん(小6)は、「上手くなりたい」と初参加した。
コンクール課題曲のJ.S.バッハのインヴェンション6番ホ長調を弾き、2曲目のフンメルのスケルツォでは、「音が綺麗」と褒めれ、「風が吹く爽やかな感じに。クラシック音楽は賞味期限がなく、300年前の音楽を大好きで今も聴いていて、何度聴いても飽きず、また聴きたくなるそんな演奏を。ここだけは誰にも負けない思いで」と、熱い指導が続けられた。
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