伝統文化継承 小樽後志地区民謡決勝大会

 日頃の練習の成果を発表する第73回北海道民謡連盟小樽後志地区民謡決勝大会が、小樽後志民謡連合会創立110周年記念して、5月19日(日)10:30から小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催された。

 

 全道民謡決勝大会選手選抜も兼ねて開催され、市内外の5歳~80歳代約30名が、堂々とステージに立ち自慢の喉を披露した。

 

 開会式で、大会長の宮下航英同連合会会長は、「コロナがあったり、退会した人もいたが、この度、数名が再入会して出場し嬉しい次第。最後まで選手の熱い応援よろしくお願いします」と挨拶。

 

 北海道民謡連盟・久保田隆州会長は、「宮下会長と迫市長が両輪となり、伝統文化の民謡を守ってもらいたい。小樽後志地区には優秀な方がいるので、全道大会への代表となるよう祈念する」と期待を寄せた。

 

 迫俊哉市長は、「小樽後志民謡連合会創立110周年、民謡を通じて文化芸術の発展に寄与していただき感謝する。民謡は日々の暮らしの中で生まれ、歌い継がれてきた。市として伝統文化の継承にしっかりと努めてまいりたい。今日は練習の成果をしっかりと発揮し、道大会へ進んでもらいたい」と激励した。

 

 三味線・尺八・太鼓・囃子の生伴奏で、第1部幼年・少年少女の部から始まり、かもめ会の秋山莉央さん(6)が、トップバッターで石狩川流れ節を熱唱。続いて、民謡新声睦会の中川凌君(小6)が鱈釣り節を堂々と歌い、かもめ会の安井栞那さん(中2)が、南部酒屋酛すり唄を歌った。

 

 第2部江差追分節の部では、杉の民謡会の鈴木磐英副大会長の歌声ではじまり、難しい独特の歌い回しを披露し大きな拍手が送られた。第3部寿年の部(80歳以上)、第4部熟年の部(70歳~79歳)、第5部一般の部(高校生〜69歳)と続いた。

 

 大会結果

 最優秀賞 安井静穂さん
 第1部優勝 安井栞那さん
 準優勝 中川 凌さん
 3位  秋山莉央さん

 第2部優勝 安井静穂さん
 準優勝 木内絵里さん
 3位  安井栞那さん

 第3部優勝 小西秀明さん
 準優勝 平井峯子さん
 3位  高畠由衣さん

 第4部優勝 飯野信廣さん
 準優勝 鈴木磐英さん
 3位  太田政明さん

 第5部
 全国民謡の部
 優勝 木内絵理さん
 準優勝 面野亜泉さん

 北海道民謡の部
 優勝 帰山孝姫美さん
 準優勝 安井静穂さん
 3位  齊藤ちはるさん

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