青パト25台の出動式 小樽市内をパトロール

 小樽警察署(富岡1・竹内哲署長)は、5月17日(金)15:00からおたる水族館(祝津3)第2駐車場に集まり、青色回転灯等装備車(通称:青パト)による出動式を開催した。

 

 防犯活動を認められた団体が、自主防犯パトロールとして実施を許可された青色回転灯装備の自主防犯活動用自動車(青色パト)でパトロールを強化し、防犯意識の高揚を図るために実施されている。

 

 竹内署長、おたる自主防犯ボランティア団体連絡協議会・西野博孝会長、小樽市防犯協会連合会・前川仁副会長、北海道警友会小樽支部・白井登支部長、小樽市・佐藤靖久生活環境部長と、おたる自主防犯ボランティア団体連絡協議会加盟12団体50名と警察車両2台を含む約30台が集結した。

 

 竹内署長は、「いわゆる今までのオレオレ詐欺からAIを駆使した物を使い、投資を呼びかける詐欺が大問題になってきていることを、親戚・家族・事業所等へ伝えていただきたい。

 

 LINEやInstagramから投資を呼びかける詐欺広告に巧みに誘導され、金融機関では水際で防げたが、インターネットバンキングでは水際では防げない。小樽での認知件数は1月から6人が、総額1,500万円の被害に遭った。小樽では、青パトの台数も多く防犯意識が高いと感じている。

 

 土日に歩いていると青パトを見かけ、活動には頭が下がる。皆さんと手を携え、地域の防犯活動に勤しんでまいりたい」と挨拶。

 

 佐藤部長は、「この青色防犯パトロールの活動は、パトライトが目を引き、天候に左右されることが少なく、少人数で広範囲をパトロールできるなどから、犯罪抑制効果が期待されている。不審者などの犯罪を防ぐために、地域一体となっての防犯に対する取り組みが何よりも重要と考える。市としても青色防犯パトロールを実施して、今後も小樽警察署をはじめ、関係団体と協力しながら防犯活動を行って参りたい」と述べた。

 

 西野会長は、「ここに集う我々は、自然と共生する歴史あるまち小樽の治安を守るべく、防犯活動や交通事故防止活動を実施している有志である。

 

 われわれ1人1人の力は微力であっても、雫が大河となるような積み重ねは、安心して安全に暮らせる明日に繋がっているに違いない。自分たちのまちは自分たちで守る決意と誇りを胸に刻み、これよりそれぞれのパトロール地区へ出動する」と出動を宣言し、パトカーの先導で青パト25台が連なり、最後尾のパトカーとともに、市内のパトロールに一斉に出発した。

 

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