一般社団法人小樽青年会議所(橋本喜生子理事長)の小樽ブランティング委員会(松岩一輝委員長)は、6月29日(土)から10月26日(土)までの日程・全7回で、小樽市子ども議会を開催する。
参加料は無料で、すべての事業に参加可能な市内在住の小学5年生〜高校生の児童・生徒28名を、5月31日(金)まで募集している。
橋本理事長の「これからを生きる子どもたちと協働で」という強い意思が、「どうすれば魅力的な町になる?」などの意見を持っている子どもたちの参加を呼びかけている。
小樽市では、1998(平成10)年から同会議を実施し、大人も積極的に子どもたちの声に耳を傾け、共に学ぶあう場を提供することを目的として年1回開催を続けているが、同委員会では、子どもたちを議員として扱いレベルの高いものにしようと、勉強会を5回盛り込み全7回のプログラムとした。
同委員会メンバーと子ども議員が共に楽しみながら、小樽の魅力や課題を考えて市議会の質問形式にまとめ、小樽市長に対して質問。答弁の内容を踏まえ、これからの小樽のまちづくりについて考える。
勉強会の第1回目は小樽の魅力について考え、第2回目は市内の視察を行い、JR小樽駅・小樽港第3号ふ頭周辺施設・海上保安庁巡視船の乗船を予定している。
第3回目は高島越後盆踊りに参加して歴史ある行事を知り、第4回・5回目では、小樽市に対する質問についてじっくり議論し、まちを良くするにはどんな課題があるか、意見が実現されるよう市議会の質問形式にまとめる。
10月14日(月・祝)に子ども議会を本会議場で開き、グループ毎に代表質問し、リアルな市政課題について尋ね、市長・教育長や各部担当者に、子ども議員の想いを伝える。
最終日の10月26日(土)では、これまでの活動の報告とブランティング委員会の報告会も兼ねた市民報告会を行い、ゲストの講演会やパネルディスカッションも予定している。子ども議会と市民報告会は、家族や子どもたちなど市民の傍聴可能。