小樽のゴールデンウイーク 桜の名所賑わう!

 小樽にも行楽シーズンが到来し、ゴールデンウイークに突入した桜の名所では、大勢の花見客で連日賑わっている。4月27日(土)の小樽は、今シーズン初の夏日27.3℃を観測し汗ばむ日となり、桜をはじめスプリングエフェメラルの開花が一気に早まった。

 

 28日(日)は、最高気温12.6℃と前日の暑さが一旦落ち着き、29日(月)も最高気温は15.6℃に留まった。

 

 桜の名所の手宮緑化植物園にも多くの花見客が訪れ、天上寺も満開、水天宮や住吉神社の桜も咲き揃っていた。

 

 現在1,500本もの桜の木がある長橋なえぼ公園では、9:00前から花見客が桜を愛でていた。森の自然館・山本謙也指導員によると、26日(金)・27日(土)の連日の暖かさにより、桜が一気に咲き、例年より3日早い29日(月)に満開となった。

 

 20日(土)過ぎは気温も低く桜の開花も足踏み状態だったが、26日(金)2分咲き・27日(土)5分咲き・28日(日)8分咲き・29日(月)満開に、エゾヤマザクラは一部葉桜になっているものもあった。

 

 連休後半5月3日(金)〜6日(月)には、ソメイヨシノや八重桜が楽しめ、カスミザクラやスモモ、ズミなどの桜の仲間の開花も楽しめるという。

 

 5年前から整備が進められてきたカタクリの群生は、4月23日(火)・24日(水)に満開を迎え、29日(月)には後咲きのカタクリが見られ、ナニワズの群生が鑑賞できる小路では、黄色い可憐な花を付けたナニワズが咲き始め、これから楽しめる。

 

 園内では、エゾエンゴサクも群生で見られ、目を凝らすとカタクリやキクザキイチゲとの共演も楽しめる。

 

 水芭蕉の池のサンショウウオの卵は、動く様子も見られ、座禅草の湿地には、黄色の粒々が付いた肉穂花序(にくすいかじょ)を囲むように赤色の仏炎苞がひっそりと顔を出している様子がいくつも見られた。4月末〜6月にかけては、リンドウ・クルマバソウウ・コンロンソウなど一年で一番花の種類が多く見られる。

 

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