水彩画をこよなく愛する白水会が、第10回目の作品展を市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで、4月24日(水)から開催している。
同会は、北海道を代表する水彩画家・故白江正夫氏が講師となり生徒50名でスタート。白い画用紙に水彩画で描くことから「白水会」と名付け、白江氏が亡くなった後も個性を大切にするなどの教えを守り、月2回の例会を開き描き続けている。
今回は会員9名の23点を展示し、それぞれの個性を活かしテーマも様々で、まねることなく白江氏の教え通り個性を貫いている。
代表も1年交代で公平に行い、今年は亀田アヤ子さんが務め、「それぞれが個性を持って描き、自分でテーマを持って作品作りに取り組んでいる。ぜひこの機会に会場で見ていただきたい」と、来場を呼びかけた。
長島襟子さんは、心象画で「風を読む」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3枚組作品を出展。心の目で世界を見つめた作品で、「世界にはいろいろな悲しいことが起こっているが、世界は海で繋がり、グリーンは自然を表し心の穏やかさを願う。幸せの象徴の鳳凰を風に見立て、どの国も平和になるように思いを込めて描いた」という。
亀田さんは花を描くことが多く、3枚とも花をテーマに単調にならないようにバックを工夫しているという。
どの会員も精力的に作品作りに取り組み、1年間の集大成を発表。知人・友人・会員同士も、作品展を楽しみにしていた。
第10回白水会水彩画展
4月24日(水)〜28日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・入場無料
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