4月11日(木)、長橋なえぼ公園(幸1)の森の自然館が、約5ヶ月間の冬期休館を経て、春の訪れとともにオープン。今年の園内は例年よりも雪融けが遅く、未だに散策路には雪が積もり、長靴が必需品だ。
園内にある情報センターの同館は、学習室や図書コーナー・工作室・展示室・身障者トイレ備え、植物に詳しい山本健也指導員他1名の職員が常駐し、市内外の野鳥愛好家や写真愛好家らに親しまれている。
開館を待ちわびた常連が次々と訪れ、山本指導員と5ヶ月ぶりの再会を喜び、早速、園内の雪融け具合や植物の生育状況を訪れる人々に伝えていた。
例年になく雪融けが遅く、その分植物の生育も遅れ気味で、山本指導員は、「雪融けや植物もいつもより1週間ほど遅い。昨年整備したナニワズとかたくりの小路でのナニワズは、まだ蕾状態で、これから楽しめる。
カタクリは、平年ならば4月16日に開花を予定しているが、今年は20日頃と予想する。この1週間で雪融けが進むのでは」と話していた。
水芭蕉の池にも、やっと白い仏炎苞がところどころに顔を出し、カエルの鳴き声が聞こえ、よく見ると数匹のカエルに遭遇。これから産卵するようだ。
なえぼ公園の春は、これからキクザキイチゲやエゾエンゴサク、春の植物“スプリングエフェメラル”の花々が咲き始め、カタクリの群生地も楽しめ、エゾヤマザクラやソメイヨシノなど約3,000本の桜が咲き、花見客で賑わう。
4月21日(日)に自然観察会を実施し、参加者を募集している。2日前までに同館(0134-27-6061)に申込む。定員20名。当日空きがあれば申込がなくても参加できる。
同館は4月11日(木)~11月10日(日)9:00~17:00、10月1日からは16:00まで。休館日は月曜日で休日の時は翌火曜日。
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