小樽市立高等看護学院入学式 目標の看護師へ一歩前進

 小樽市立高等看護学院(緑3・馬渕正二学院長)第57回入学式が、4月5日(金)10:30から行われ、来賓・学院関係者・保護者・在校生が見守る中、スーツ姿の30名(男6名・女24名)ひとりひとりの名前が読み上げられた。

 

 入学が許可された新入生は、それぞれに目標の看護師を目指し勉学に励む決意を新たにした。

 

 馬渕学院長は、「大きな可能性に満ち溢れた皆さんが、初心を忘れることなく、これからの3年間一生懸命に勉強してもらえると幸い。様々な行事があり、ともに笑い・ともに悲しみ、3年間という月日は一瞬のうちに去り、それだけに1日1日を大切に過ごしてもらいたいと願う」と、歓迎の言葉を述べた。

 

 迫俊哉市長は、「看護師を目指して頑張る仲間とともに、看護師としての誇りを高く持ち、看護という学問の研鑚に励んでもらいたい。人間的にも成長し、多忙な中にも充実した学生生活を過ごすことを心から期待する。

 

 将来、看護師になられるた皆さんとともに、住みやすい町・人に優しい小樽を創って行けることを望んでいる」と門出を祝福した。

 

 上級生を代表して、3年生の川筋さんは、「患者さんに合った看護を大切にしてもらいたい。沢山の壁にぶつかり、決して楽しいことばかりではない。思うようにいかず自信を無くし、落ち込む日もあるかもしれない。

 

 苦労を重ねた分、体験した辛さは異なるものでも、様々な思いを抱える患者さんの気持ちに寄り添うことができると思う。自分の気持ちを分かってもらえる看護師の存在を待っていると思う。どんなに辛くても周囲の人や自分を大切にしてもらいたい」と、経験談を交えて祝辞を述べた。

 

 入学生を代表して井上さんが、「看護師になる同じ目標に向かって勉学に励み、豊かな人間性を育み、日々の努力を怠らず、成長続けることを誓う」と宣誓した。

 

 ともに小樽出身の入学生・三浦さん(18)と金丸さん(18)は、「人の命に関わる仕事のために勉強するので、患者さんの病気や怪我だけではなく、辛かったことなどもぬぐえるような心のケアもできる看護師になりたい」、「看護の専門的知識や実習を通して、知識を深め、患者さんの関わり方を知ることができる、その人に寄り添った看護師になりたい」とそれぞれ話していた。

 

 4月8日(月)にオリエンテーションが行われ、9日(火)から授業が始まる。

 

 ◎小樽市立高等看護学院(外部)

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