運河プラザの愛称で、国内外の人々に親しまれてきた旧小樽倉庫(色内2)南側の小樽市観光物産プラザは、3月31日(日)を以って閉館を迎えた。
これまで同施設と関わりのあった市民ら約50人が18:00の閉館前から集まり、小樽アオバト情報局の藤間めぐみさんが中心となって卒業式を開き、それぞれに感謝の意を込めて別れを告げた。
小樽観光協会が運営する同施設は、3月25日(月)にオープンした小樽国際インフォメーションセンターに事業が移転された。
これまで担ってきた休憩スペースやトイレ・イベントスペース等の機能は、現在地及び近隣施設で継続し、今後、老朽化した施設の修繕を行い、公募型プロポーザル方式で、幅広く民間事業者のアイディアを募集し貸付事業者の選定を行う。
会場には、「ありがとう」「また会おう」など感謝や思い出が書き込まれた付箋が貼られたメッセージボードが3枚にもなっていた。
美味しいコーヒーとほっとするひとときを提供して15年の喫茶一番庫を営業していた佐々木一夫さんへ、思い出深い人々から花束が贈られ、「このスペースは、港の匂い・運河の香り・歴史文化に触れることができる素晴らしい場所。このようなスペースを大事に使ってもらいたい。ありがとう」と述べた。
式には小樽運がっぱと友だちのゆるきゃらも駆け付け、最後は全員でクラッカーでこの施設に別れを告げ、今後の再オープンに期待を寄せた。
市民や観光客の憩いの場の確保・観光振興に寄与・北運河や第3号ふ頭への回遊性・夜の賑わい創出を柱を貸付条件として公募し、10月1日(火)併用開始を予定している。
◎関連記事