小樽の情報をリアルタイムに伝える小樽アオバト情報局の藤間めぐみさんは、小樽市観光物産プラザ(色内2)閉館まで残すところ9日前となった3月23日(土)から、運河プラザの思い出や感謝のメッセージを募っている。
同プラザ1番庫の喫茶コーナー前に、メッセ—ジを張り付けるボードが31日(日)まで設置され、用意された付箋やペンを利用して自分で貼る。
藤間さんは、運河プラザの機能が小樽国際インフォメーションに移転した後の利用存続の署名を集め、要望書と共に小樽市に提出するなどの活動を行ってきた。
市としても長年憩いの場として親しまれてきた場所であり、貸付の条件として、憩いの場を確保し自由に出入りでき、トイレ機能も兼ねたフリースペースであることとした。
歴史的建造物の旧小樽倉庫の南側を活用した同プラザは、1990(平成2)年に開設され、小樽後志の特産品を販売する売店、パンフレットの配置・情報を提供する観光案内所、喫茶コーナーや休憩所として活用。イベントなどを開催するホールの貸出も行われ、観光客や市民の交流の場となっていた。
3月25日(月)にオープンする小樽国際インフォメーションセンターに、同施設の機能が移転となるため閉館が決まっていたが、休憩スペースやトイレなど、これまで同様に使えないか市内外から多くの声が集まっている。
長年営業していた喫茶一番庫には、明治・大正・昭和の古地図や写真などが展示されていたが、一足早く20日(水)に閉館された。
24日(日)は国内外から多くの観光客が訪れ、3番庫ギャラリーで小樽市総合博物館主催のイベントも開催され賑わう中、藤間さんも来館し、同施設に配置したままとなっていた懐かしいパンフレットを見つけると笑顔になり、沢山のメッセージが集まるよう呼びかけていた。
31日(日)は、消防犬ぶん公を解説するパネルや小樽倉庫についてのパネルを展示する予定。
◎令和6年度からの小樽運河プラザ(旧小樽倉庫南側)再活用について(外部)
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