小樽運河プラザ(色内2)三番庫ギャラリーで、YUME MUSIC OFFICE 夢の虹主催の「ありがとう運河プラザ 二胡&愉快な仲間thanks concert」が、3月10日(日)11:30から開催され、13:00のステージでは観客約100名が来場し、二胡の音色に心癒された。
札幌在住で二胡奏者の福本ゆめ氏が指導する、小樽・江別・美幌・北見・新十津川の始めて1年以内の人からベテランまで、二胡奏者約20名が華やかな衣装で、チャイニーズヴァイオリンと言われる哀愁漂う音色で馴染みのある曲を演奏。観客は二胡の世界に引き込まれた。
福本氏は、「運河プラザが閉鎖されると聞き、小樽の福原さんに確認してもらい、3月10日の演奏を決めた。沢山の方が集まり開催できた。小樽ではお世話になり、感謝の気持ちを込めてお返ししたい」と挨拶。
童神(わらびがみ)でオープニングを飾り、人形・竹田の子守歌・エーデルワイスと続き、シルクロードの旅をしてアジアに入ってきた二胡にちなみ、シルクロードを演奏。1本の弦を弾く二胡を、3人でそれぞれのパートを弾き奥行きを出した。
日本の風土で育った楽曲を伝えていきたいと選曲し、カホン奏者の合田さんも協力してコンサートを盛り上げた。
その後、ふるさと・見上げてごらん夜の星を、オリジナル曲で代表作の明日への道、最後はアメージンググレイスで締めくくった。
会場には出店ブースを設け、自然食品やアクセサリー、二胡教室となっているゆるり庵が、宮崎県の郷土料理のまだか漬けやおからで作ったガトーショコラ、手作りの漬物などを、石狩のテトチトパは徳島県名産の阿波番茶を販売した。
初めての二胡の演奏を聞いた札幌の女性は、「二胡はとっても綺麗な音色で、切なさが感じられ心が洗われた」と満足した様子だった。
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