手しごと工房来夢(若西カナ子代表)が、稲穂3のわかば館から小樽都通り商店街のアトリエベル(稲穂2)の後に移転を決め、3月9日(土)11:00から開所式を行った。
2013(平成25)年に開所したわかば館では、高齢者が手仕事を持ち寄って共同生活を送り、趣味の和裁や習字・編み物を学び、気軽に集まれる場所として連日多くの人々で賑わっていた。
コロナが5類に移行し、アトリエベルから事業継承を依頼され、同館の喫茶食堂ライムと共同住まいの2事業を終了させ、2階のラーメン屋も改装して手しごと工房の機能を移転。2024年(令和6)年から新たな道を歩み始めた。
開所式では、教室の指導者や受講生・知人友人がお祝いに駆けつけた。大勢の人々に囲まれ、若西代表は、「これからは都通り商店街の一員として、皆さんと仲良く頑張りたい」と挨拶。
同商店街振興組合・鈴木創理事長は、「開所おめでとうございます。この場所は25年前に、地域に人々のためにと都通りふれあいプラザとして開所した場所。同じ場所に地域のためにと新しい施設がオープンし、運命的なものを感じ改めて感動している」と述べた。
同施設に通う最年少のもも香さん(7)は、「新しいライムのお誕生日おめでとうございます。私も今日誕生日です。私もお母さんと同じ45歳までお習字のお稽古を頑張ります」とのかわいい挨拶に拍手が沸いた。
もも香さんの母親も3年前から若西代表の習字教室に通い、「若西さんは、パワフルで新しく移転されすごい。子育てをしながら師範免許も取ることができ、若西さんに感謝している」と話した。
新施設の1階は、着物からのリメイク服の販売や相談注文の受付・簡単な直しも行い、土産に最適な和の小物の制作販売やハンドメイドの体験工房などを行う。
2階工房では習字・和裁・料理など各種教室が行われ、生徒や教室使用希望者を募集している。
手しごと工房来夢(稲穂2) TEL&FAX:0134-64-1550
10:00〜16:00(曜日によって〜19:00)日曜・祝日定休