消防記念日表彰式 小樽市火災予防協力者8名受賞

 小樽市消防本部(見山義秋消防長)では、3月7日(木)の消防記念日に合わせ、長年に渡り火災予防活動に協力した8名を表彰し、消防庁舎(花園2)6階講堂で、2024(令和6)年消防記念日表彰式を行った。

 

 1948(昭和23)年3月7日に消防組織法が施行され、市町村が行う自治体消防として新たに出発したことを記念して、1950(昭和25)年に消防記念日が設けられ、全国各地で様々な行事が行われ、同市の表彰式は、自らの地域を自らの手で火災その他の災害から守ることに対する理解と認識を深めてもらうために行う。

 

 迫俊哉市長、鈴木喜明市議会議長、見山消防長、大森誉消防団長、藤野雅人・亀山文人・寺下遵吉副団長、小樽市少年婦人防火委員会の委員と監事、受賞者関係町会が出席し、受賞者1人1人に賞状が手渡された。

 

 迫市長は、「今年は能登半島地震で幕を開け、本市の海岸沿いも津波注意報が発令された。地震の際は、建物の倒壊や津波・火災と連続的に危険が発生することを改めて認識。本市は高齢化率が高く、ひとたび火災が発生すると人的被害が高いと考えられる。

 

 安心して暮せるまちづくりを実現させるには、地域防災組織や事業所との連携は基より、市民1人1人の理解と協力が欠かせない。引き続き、地域の防災活動の推進にご尽力をいただけるよう、引き続きお願いしたい」と挨拶。

 

 鈴木議長は、「2023(令和5)年度は39件の火災が発生し、死者2名・負傷者9名とのこと。コンロ・ストーブ・電気機器によるものが上位を占め、少しの気の弛みが火災に繋がる。最小限に防ぐには、市民の防火意識を高めることが重要であり、地域における地道な啓発活動が必要不可欠。

 

 町内会や消防防災クラブで取り組まれている火災予防活動や消火栓の確保の除雪活動、これまで皆さんが推進された消防活動に改めて感謝する」と祝辞を述べた。

 

 大森消防団長は、「本日受賞された皆さんはボランティア精神そのものであり、意を同じくする者として高く評価させていただく。我が町小樽の消防も自治体消防として発足して以来、幾多の災害に遭遇しながら先人が郷土愛と使命感に基づいた献身的な活動の結果、市民の厚い信頼を得てきた。

 

 今後とも、消防本部並びに地域の皆さんと連携を密に、安全で住み良いまちづくりを目指したい」と祝辞を述べた。

 

 受賞者は次の通り

 市長表彰

 女性防火部等の部長(20年以上在籍)

 手宮町会女性部 又村悦子

 消防長表彰

 少年消防クラブ指導者(10年以上在籍)

 清水町会少年消防クラブ 熊谷嘉行

 幼年消防クラブ指導者(10年以上在籍)

 小樽四ツ葉学園あおそら保育園幼年消防クラブ 田中都木子

 杉の子保育園少年消防クラブ 遠田芳男

 小樽市少年婦人防火委員会委員長表彰

 女性防火部等の部長(10年以上在籍)

 末広三町会女性部 宮本節子

 塩谷文庫歌町内会女性部 谷田部かな子

 幼年消防クラブ指導者(5年以上在籍)

 日本赤十字社小樽保育所幼年消防クラブ 笠原啓二

 認定こども園あかつき保育園幼年消防クラブ 吉川智子

 

 ◎小樽市消防本部のホームページ(外部)