小樽公園再整備について一定程度の案とレイアウトイメージ図が完成しとして、小樽市建設部建設事業室公園緑地課では、2月27日(火)13:00から、松浦建設部長らがその内容を説明した。
小樽には大小合わせて93カ所あり、1人あたりの公園面積は満たしているが、小さな子どもが遊べる場所が少ないとの意見があり、子育てしやすい環境づくり・人口減少対策に繋がるよう再整備を行う。
公園再整備案を作るにあたり、昨年11月末まで、小樽公園にはどんな遊具が必要か、子どもたちにはどんな公園が望まれているかなどについて、小学3年生以下の児童及び保護者を対象にアンケートを募り、1,397件の回答があった。
アンケートから、雨の日でも遊べる遊び場、遊具や水遊び場があり、小樽の地形斜面を活かした遊び場が望まれ、小さい子どもが遊べる場所が少なく親子連れで遊べる小樽の特性をいかした公園をコンセプトに、6歳以下と小学生低学年の2つのゾーニングを行った。
雨の日でも遊べるエリア・斜面でも遊べるエリア・水遊びできるエリア・親子で遊べるエリアの4つ(全面積7,100㎡)を設定し、レイアウトイメージ図を製作。
イメージ図の雨の日でも遊べるエリアでは、屋根付きのトランポリンや3連ブランコを設置。斜面でも遊べるエリアは、斜面を活用した芝すべりができ、アスレチックなど。
水遊びできるエリアには、推進2、3cmの小川を設置し水遊びを楽しむ。ゴム製のトランポリン・ベビーカーサークル・親子ブランコ(既設)。親子で遊べるエリアは、3連ブランコや滑り台・クライミングなど。
キッチンカーを配置できるスペースも設け、芝に座って飲食を楽しめ、もう一度行ってみたくなる公園になるよう整備を進めたい考えだ。
見晴台にある既設の駐車場26台のほか、新規駐車場約50台を増やし、数台ではあるが、桜ケ丘球場横駐車場も使用できるか検討する。
再整備費用については約8.5~10.3億円。社会資本整備総合交付金などを活用し、このほかどんな財源が確保できるか検討中。
この案をもって26日(月)~28日(水)に、花園・銭函・稲穂・高島・奥沢小学校でワークショップ開催し、遊具など、児童の要望や意見を集め計画案に反映させる。
27日に高島小学校で行われたワークショップでは、後援緑地課職員2名が訪れ、1年生26人を対象に、市内には93カ所の公園があること・公園はみんなが使う場所である・遊具は遊べる年齢がシールで知らせているなどを説明し、4ゾーンにはどんな遊具があったらよいか考えた。
イメージ図を基に、3月4日(月)~17日(日)エリアごとの遊具を選ぶアンケート調査をする。直接遊具を選ぶのではなく、遊具の持つ機能について要望を聞く。
3月下旬に、ワークショップ及びアンケート調査の結果を参考に、各エリアの遊具を決定。2025(令和7)年3月下旬に工事着手し、2026(令和8)年8月に供用開始を予定している。