南から上空に暖かい空気が入った影響で、全国各地で2月としては記録的な暖かい気温に見舞われ、小樽では、2月13日(火)の最高気温9.3℃よりも、14日(水)11:48にさらに高い最高気温10.3℃を観測した。4月中旬並みの暖かさとなり、深夜1:00に88cmあった積雪は、20:00に80cmとなり雪融けが進んだ。
市内の道路は大きな水たまりができ、通行人は進む道を選びながら泥はねに気をつけて歩いていた。堺町通り商店街にもあちこちに水たまりができ、歩道に積もった雪が融けてぐちゃぐちゃになり、歩行者は足元に気を配りながら歩いていた。
昨日に続き、小樽雪あかりの路会場では、融けてしまったオブジェの修復に励むボランティアの姿が見られた。
小樽商科大学生ボランティア66人は、会場に散らばって協力。オブジェが暖気で融けてしまった運河会場で、ベテランの野澤さんと共にオブジェの修復に汗を流していた。初めての参加した同大2年の鈴木さんは、「期間中5日間参加する。1人で参加したが友だちもできたし、ずっと会場にいると冷えてくるけど、充実した時間を過ごすことができている。来年も参加したい」と話した。
雪あかりの路PR大使の千葉さんも、「雪で作ったオブジェの土台が倒れたのは初めて」と、気温の高さに苦戦していた。
札幌では、2日連続10℃を超える観測史上初の記録的な暖かさとなっている。道内174地点で、最も高い気温を観測した地点は鶴居の13.7℃で、13℃を超えた地点は9地点にも及ぶ。
平年より高い気温となった地点は173地点で、前日よりも高い気温となった地点は152地点もあり、4月上旬並みから4月下旬並み、13.2℃を観測した白糠では5月中旬並みとなった。2月の気温で最も暖かい気温となった地点では、昨日の13地点を更新し54地点となった。
札幌管区気象台によると、この暖かさは今日までとなり、15日(木)札幌は最高気温2℃の予想。最低気温は平年よりも高いが、16日(金)はさらに寒くなる見込み。
15日(木)の後半から雪も降りやすくなり、16日(金)にかけ、極端に多くはないが雪かきが必要になる予報だ。
◎2024年2月14日の北海道の最高気温高いほうから(アメダス)