小樽文化団体協議会(43団体・大道恒雄会長)主催の第7回雪あかりジョイント事業(A Crystal Nigh in Art Museum)は、木村由紀子氏と藤間扇久華氏による「輝くガラス絵 神秘の舞踊」と題し、ガラス絵と舞踊のコラボレーションを、2月11日(日)・17日(土)の15:00〜15:30と18:00〜18:30、市立小樽美術館1階多目的ギャラリーで開催する。
2016(平成28)年から小樽雪あかりの路開催時期に併せ、文団協に加盟するアーティスト同士がジャンルを超え、観客を楽しませるコラボレーションを企画している。
昨年はマンドリンと水彩画、2019(令和元)年には書道家と小樽管弦楽団の書と音のハーモニーを披露するなど、様々なアーティスト同士がコラボレーションしている。
今回は、ガラス絵作家でイメージ・グラスギャラリーを営む木村氏が制作した、ガラス絵約50点を一同に展示する作品展が、2月10日(土)〜18日(日)に開催され、11日(日)と17日(土)に同事業が行われる。
ガラス絵展は、2014(平成26)年から小樽ゆき物語期間中、JR小樽駅で過去10年間のガラスア—トギャラリーに出展した作品と、“小樽後志”と“動物たち”や“海と花”というテーマで色鮮やかな作品を並べる。
木村氏は、「冬の色のない季節に、ガラス絵の色鮮やかで綺麗な色とりどりの世界を楽しめる。雪あかりとキラキラしたガラス絵を堪能し、来て良かったと満足して帰ってもらえれば」と話した。
絵に合わせてパフォーマンスを展開する藤間流扇玉会・藤間氏は、1998(平成10)年師範資格取得し、同会として2009(平成21)年から小樽伝統文化の会「和を遊ぶ」の企画制作から多分野の共演舞台構成・脚本を担当。2010(平成22)年小樽文化奨励賞を受賞。2006(平成18)年から月刊おたる3代目編集長を務める。
会場では、ドビュッシー作曲のベルガマスク組曲プレリュードやバッハ作曲パルティータ第2番など、6曲のクラシック音楽に合わせ日本舞踊で小樽雪あかりの路を描く。
藤間氏は、「今回は小樽雪あかりの路のイベント期間内で、踊る会場は雪あかりの会場で賑わう旧手宮線に面しているので、雪あかりの路を表現したいと、“厳冬の灯(ともしび)”のタイトルで、舞踊作品を制作している。タウン誌編集者として何年か前に、どんなイベントなのか、ロウソクを灯す意味を知ろうとロウソクを灯すボランティアを体験した。
ロウソクに火を灯す行為で大事なことを教えてもらった気がしている。今回の舞踊は、いろいろと思い出す中で、結局のところ新聞記事で書いたコラムに辿りつき、コラムから作品を作った。踊りをご覧になったお客様が、雪あかり路のロウソクを見た時に、完結できるような作品づくりを目指している」と来場を呼びかけている。
◎第7回文団協×雪あかりジョイント事業「輝くガラス絵 神秘の舞踊」(外部)
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