小樽市産業港湾部港湾室では、2023(令和5)年12月19日(火)に、米国艦船ラファエル・ペラルタの小樽港寄港について、小樽港長(小樽海上保安部長)から小樽港湾管理者(小樽市長)に打診があり、これまで慎重に検討し、使用岸壁として中央ふ頭4番岸壁が用意できた旨を、港長宛に文書で回答したと1月29日(月)に発表。
同艦船はアメリカ海軍のミサイル駆逐艦で、全長155.00m・全幅20.00m・喫水9.70m・排水トン数9,580トン・マストの高さ46.60m・最大上陸人員319人。
2021(令和3)年2月に神奈川県にある横須賀海軍施設と第7艦隊に前方配備され、今回は通常入港目的で、小樽港寄港は初めてとなる。期間は2月5日(月)9:00〜9日(金)8:59。
小樽市は、⑴入出港時及び接岸時の安全性、⑵商業港としての港湾機能への影響、⑶核兵器搭載の有無の、受け入れ判断3項目について慎重に検討した結果、入出港時及び接岸時の安全性が確保され、接岸できる岸壁の手配も可能とした。
外務省からは、「現時点において、核兵器搭載する米国艦船の我が国への寄港はないと判断していて、同船にも搭載能力がない以上、核兵器を搭載していない」との回答を得た。
船の大きさや深さなどから、港町2番・3番・勝納1番・中央4番に入港が可能となり、今回は中央ふ頭4番岸壁を用意した。
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