小樽海上観光グループは、発生して3週間が経過した能登半島地震の被害について義援金100万円の寄附を決め、1月23日(火)10:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で手交式を行った。
迫俊哉(市長)日本赤十字小樽市地区長、同・笠原啓仁幹事、株式会社小樽水族館公社・伊勢伸哉代表取締役社長、小樽観光振興公社・西條文雪代表取締役社長、株式会社マリンウエーブ小樽・角野章代表取締役専務、合同会社小樽カナルボート・菊地透職務執行者、同・白畑博信職務執行者補佐が出席し、4社を代表して菊地職務執行者が、迫地区長に義援金を手渡した。
同グループは、小樽市の第3セクターである株式会社小樽水族館公社・株式会社小樽観光振興公社・株式会社マリンウエーブ小樽の3社と、観光振興公社・マリンウエーブ・有限会社カラットマリンシステムの3社が出資する合同会社小樽カナルボートの海上観光を営む4社で構成されている。
能登半島地震への義援金は、地震による建物や道路の倒壊のみならず、大規模な津波も発生し、能登半島周辺では観光遊覧船が流されたり、七尾市・のとじま水族館では、飼育動物死亡などの被害も出るなど、海を活用した観光業を営む事業者としては、他人事ではない事案であり、単独では限りがあるため、4社が協力して少しでも多くの義援金を被災地に届けたいとの思いから協議し、100万円の支援を行うこととした。
菊地職務執行者は、「皆さんとても困っているので、早めにしなければと思った。海で繋がり、北前船の繋がりもある。港としての役目はこれからどうするのか」と気遣った。
水族館館長でもある伊勢社長は、のとじま水族館を心配し、「海流の影響で、深海の魚も南や北の魚も集まるところで、哺乳類は他の施設に移動したものもあるが、ジンベイザメは死亡した。過去にリュウグウノツカイ(冷凍)を頂いたこともあり、涙が出る思い」と話し、それぞれに能登方面を知っているからこそ心配していた。
この義援金と小樽市からも100万円の寄附があり、日本赤十字社小樽市地区を通じ
て被災地へ届けられる。小樽市議会からも30万円の寄附があり、石川県に送る予定だ。