小樽コンシェルジュ運営協議会(西條文雪会長)では、これまで女性限定としていた2024小樽コンシェルジュを、今回の3代目から性別撤廃し、女性に加えて男性の応募も受け付け、2月22日(木・必着)まで募集を行っている。
同協議会事務局(一般社団法人小樽観光協会内)は、近年の性差の解消を求める世論の高まりを受け、これまでも運営協議会で議論を重ね、2021(令和3)年には制度維持を目的として、応募要件にあった18歳以上の未婚女性を、未婚既婚を問わず「ミス小樽」から「小樽コンシェルジュ」に改称し、昨年5月の運営委員会で、2024(令和6)年の小樽コンシェルジュの応募要件から性別撤廃を決定。性別にとらわれずに応募可能とした。
ミス小樽の歴史は古く、1959(昭和34)年に開催の第1回みなと小樽商工観光まつりで誕生し、道内外の物産展やまつりで小樽をPRしてきた。
2010(平成22)年以降の記録では、応募人数も2012(平成24)年の16人を除き3〜9名の1桁で経過し、応募期間を延長するなどの対処をしてきたが、応募が少ない状況が続いていた。
そこで未婚・既婚に問わず広く募集しようと「小樽コンシェルジュ」に改名。さらに、2024(令和6)年からは男性にも間口を広げた。
同事務局では、「小樽在住で通学・通勤している方であれば、性別・未婚・既婚を問わず、どなたでも応募できる」と応募を呼びかけている。