小樽市(迫俊哉市長)は、小樽運河誕生100年を祝うために様々なイベントを企画実施した小樽運河100年プロジェクト実行委員会(木村年宏実行委員長)へ感謝状の贈呈を決め、報告会を兼ねた贈呈式を、1月16日(火)16:00から市役所(花園2)2階市長応接室で行った。
木村実行委員長をはじめ、吉田敬徳・湊一浩・池田憲昭副実行委員長と坂口武事務局長ら9名が出席。
2023(令和5)年12月に小樽運河竣工100年を迎え、それを祝うプロジェクトを立ち上げ、オープニングイベントとして、オタルオータムフェス2023を9月16日(土)から3日間開催し、北運河ナイトマーケットYummy市・商店街ナイトマーケットOTARU夜市・高校生プロジェクトナゾトキ小樽運河に隠された秘密・OTARU PORTO倶楽部(重要文化財パーティー)、12月23日(土)の小樽運河100年記念ナイト・カーニバルまでの約100日間に渡り、様々な催しを企画。
同実行委員会メンバー約150人が携わり、小樽の夜の活性化と秋の小樽運河、北運河周辺の賑わいを創出、多くの若者の力で地元小樽を盛り上げる目的を掲げた。
迫市長は木村実行委員長へ感謝状を手渡し、「100日間に渡り、高校生も参加して、オタルオータムフェスからナイトカーニバルまでいろいろな取り組みを行い、市としての感謝の気持ちを受け止めてもらいたい。沢山の皆さんにお越しいただき、実行委員会をはじめボランティアの皆さんと成し遂げ嬉しく思う。
100日間、仕事をしながらいくつかのプロジェクトに関わった人も沢山いた。若い皆さんと一緒にまちづくりを進めるきっかけになればと期待も込めた。まちへの熱い想いに本当に感謝している」と述べた。
木村実行委員長は、「100日間のイベントでは、各リーダーが頑張り、それぞれ大成功に終わった。これからの小樽の夜の観光にもいろいろと示すものができた。
各事業の可能性が見えた部分もあり、何よりも一番の財産は、150人の高校生から大学生・主婦の方・いろいろな団体、市民一丸となって小樽を思って動く人たちがこんなにいるということで、これからの100年、未来を考える時に、組織を使ってできる可能性が広がったことが、100年プロジェクトの大きなこと」と話した。
高校生プロジェクトナゾトキ!小樽運河に隠された秘密を担当した北海道未来創造高校の川村雅人教諭は、「日本遺産をテーマに、100年後の小樽を舞台に、運河周辺エリアを巡って楽しむナゾトキイベントを開催し、予想を超える800人もの人が訪れた。高校生にとっても貴重な体験で継続できれば」と話した。
国の重要文化財に指定された旧三井銀行小樽支店を会場に、下國シェフによる豪華なフルコースと小樽ならではの食事と芸術・歴史が堪能できる、特別で高付加価値の体験を企画した橋本喜生子さんは、「建物内で火が使えなかったため、外での用意も問題なく、小樽の要素をふんだんに盛り込み、小樽の可能性を発掘できた。参加者からこだわりに驚かれた。小樽の観光の1つになれば」と期待した。
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