未来のありたい社会像実現を目指す、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)事業に採択され、北海道大学に小樽商科大学と小樽市が参画した、市民参加型の第2回オアソビプロジェクトが、1月20日(土)にウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーと済生会ビレッジ、4階テナントスペースで開催する。参加費無料で事前申込はない。
体験(遊び)を通じて、まち(社会)の問題に触れることで、課題をじぶんごと化し、自分のまちをつくっていく人を育てるプロジェクトで、昨年3月に第1回目を実施し、400〜500人が来場して楽しんだ。
小樽商科大学アントレプレナーシップ専攻准教授の藤原健祐氏は、「少子化対策に繋げるためには、小樽市に住んでいる若い人たちが、地域肯定感(自分のまちを好きになる)を高めることが大事で、町が抱える課題を意識して、解決していける人を育てることを目的としている」と説明した。
ステージ・カルチャー・カラダの3つに分け、今年新しいプログラムとなるステージでは、それぞれが好きなことを披露する場として、studio♪FLASHの3歳から大人までのメンバーによるパフォーマンスや、桜町中学校と小樽双葉高校吹奏楽部による演奏会を行う。
じぶんフェアリングでは、小樽商科大学・歌原大悟氏が営む大型コミュニティ施設(カフェバー・ゲストハウス・シェハウス)のTug-B(タグビー)に、前日から高校生や大学生などが宿泊し、自分の好きなことなどについて考える自己分析を行い、町の課題などを自分ごととして考え、ステージで発表したり、当日の参加者とグループセッションなどを行う。
カルチャーコーナーは、小樽の海で拾ったシーグラスでレジンアクセサリーを作る体験や、小樽のアーティスト・HiNA氏が、スチール缶で立体造形を作成して缶に絵を描くワークショップを開催。
昨年同様に、小樽未来創造高校の学生とピンボール風の坂で玉遊びやサカヌシ様の夢転がし、ナゾトキも行われる。
カラダでは、家族でチャレンジする体力テストや心と体を親子で一緒に体験。新コーナーとなるプレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)を盛り込み、パネル展示や保健師の説明、胎児の模型なども展示する。
また、自然食品を取り扱うVegetus Life Shop AMIの出店や、済生会のモルック体験・3Dアート体験、スマートスタジオ小樽によるフィットネス体験も同時開催される。