小樽市消防本部(見山義秋消防長)と小樽市消防団(大森誉団長)は、1月7日(日)10:00、小樽市民センター(色内2)マリンホールで、迫俊哉市長をはじめ、中村裕之衆議院議員・鈴木喜明市議会議長・市議会議員らと一般市民も参加し、消防職員44名・消防団232名の合計276名が出席し、2024(令和6)年消防出初式を観閲式と表彰式の2部構成で行った。
エントランスでは、9:30から消防PRブースを開設し、消防資機材の展示や消防本部と消防団の活動を紹介、消防団に関するリーフレットも配布。
一部の観閲式では、消防職員が災害現場において指揮を執り、全ての部隊を統率している指揮隊、主に消火活動を実施し火災から守る水槽隊、負傷者や急病者を速やかに医療機関に搬送する救急隊、人命救助の専門部隊として各災害において救助活動を行い、様々な災害に対応できるよう訓練している救助隊の4隊と、第1中隊・第2中隊・第3中隊・女性消防団員(53名在籍)の消防団の計8隊が、迫市長の観閲を受けた。
消防職団員を代表し、見山消防長が年頭決意表明を行い、「我々消防職団員は、市民の生命身体及び財産を火災や災害から守るため、消防の責務の重要性を再認識し、大規模災害をはじめ、あらゆる災害に迅速かつ的確に対応できるよう消防体制の自立を図り、安全安心に暮らせるまち小樽の創造に全力で取り組む」と述べた。
2部の表彰では、消防協力者表彰の小樽市女性防火クラブ連絡協議会・伊藤政子副会長に表彰状が手渡された。
このほか、消防団員勤続表彰では、30年勤続の早川澄治第12分団分団長・福島康晃第1分団部長・中村光男第18分団部長の3名、20年勤続5名・10年勤続18名・5年勤続14名が表彰を受けた。
消防長表彰では優良消防職員5名、消防団表彰では優良消防団員表彰8名、模範消防団員表彰8名、北海道消防協会長表彰の功績章2名が表彰された。
大森消防団長は、「昨今は想像を超える地震・台風・豪雨など、自然災害が多く発生する中で、地域住民が主体となって避難訓練が実施されることに敬意を表する。
我々消防団員は、地域防災のリーダーとして積極的に参加し、町会との連携を深めることが重要だと考える。さらに訓練を通じて、あらゆる災害に対応できる技術・知識・気力・体力の向上に努め、地域住民の負託に応えなけらばならない」と述べた。
受賞者を代表し早川分団長は、「受賞したことは大変光栄であり、身の引き締まる思い。30年間、消防団の一員として、皆さんに支えられながら多くの困難を乗り越え、本日まで活動してきた。
先輩諸氏が築き上げた小樽市消防団の伝統を継承し、郷土愛の精神のもと、地域防災の要である消防団の重要性を自覚し、市民の安全安心な暮らしを守るため、今後も努力を続ける」と答辞を述べた。
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