小樽年末年始特集~ゆく年くる年~除夜の鐘~

 「除夜」とは「旧年を除く夜」という意味で、12月31日の大晦日の夜をいう。大晦日には、108の除夜の鐘をつき、この鐘の音を聞き、ゆく年1年の反省をし、煩悩を取り除いき清浄な心身で、くる年の新年を迎える。

 

 小樽市内でも、梵鐘のある多くの寺院で、大晦日の除夜の鐘がつける。小樽市内の代表的寺院での「除夜の鐘」を紹介。

 

 近年、全国的に鐘の音がうるさいとのクレームを受け、中止を決める寺院もありが、今年は、新型コロナウイルス感染症が5類となり、日本の伝統行事として再開した寺院も多くある。

 

 外出できない人には、バーチャルでも除夜の鐘が体験出来るサイトがある。

 

 ◎浄土宗〜バーチャル除夜の鐘(外部)

 

龍徳寺
(真栄1-3-8)
0134-22-0523

23:45から鐘をつき始める。誰でも鐘をつけ、108つになっても希望者がいればつくことができるができるが、来訪者が途切れると終わることもあり、希望者は早めに来場を。
0:00前から、本堂において祝祷諷経(シュクトウフギン)を行う。終了後、金毘羅堂で転読大般若(テンドクダイハンニャ)の祈祷を行う。
2日・3日も7:00から、祝祷諷経・転読大般若の順で行う。

量徳寺
(入船1-7-1)
0134-34-2244

4年ぶりに除夜の鐘を再開。0:00から住職がつき始め、寺院関係者・一般参拝者と続く。
受付後は、順番が来るまで本堂で待ち、外にもテントを張りストーブを設置している。
元日11:00から本堂で修正会(しゅうしょうえ)を、寺関係者のみで行う。

本願寺小樽別院
(若竹1-4-17)
0134-22-0744

12月31日15:00から除夜会を行う。除夜の鐘は11:50からつき始め、一般客も参加できる。
数に限りがあるが、除夜の鐘をつきに来た人に恒例のそば配布が復活。
1日は6:30から元旦会も参拝可能。

浄応寺
(石山町5-1)
0134-23-1224
0:00から住職または代理が最初につき、悪天候や来訪者が少ない場合は、早めに終了する場合もある。
甘酒の配布は、昨年に続き中止。
正法寺
(緑2-31-4)
0134-32-8992
0:00から鐘をつく。誰でもつくことができる。
天上寺
(入船4-32-1)
0134-23-0975
23:50頃から鐘つき堂でお勤めをし、0:00丁度からつき始め、108つ後も希望者はつくことができる。
本堂で缶甘酒と108人限定サイコロキャラメルを配布。
暁了寺
(塩谷1-19-20)
0134-26-1013
11:45からつき始める予定で、本堂を解放し、暖房とトイレ等の使用が可能。子どもには菓子の配布がある。
妙国寺
(入船2-6-23)
0134-22-2592
11:45から副住職のみ5分ほど鐘をついたら終了。0:00過ぎに本堂で新年法要を行う。参拝可能。
本念寺
(赤井川村赤井川309)
0135-34-6674

来訪者には、番号札とカレンダーを配布し、17:00から寺玄関で大鏧(だいきん)を叩き、18:00から除夜会を行い、0:00から本堂で元旦会を行う。