野球シーズンもほぼ終了となり、来シーズンを見据えて練習に取り組む時期の12月2日(土)、北照高校(最上2)室内練習場で、多賀少年野球クラブ監督の辻正人氏を招き、北小樽ビースト野球少年団(遠山雅之監督)主催の野球教室が開かれた。
恵庭・旭川・札幌・後志などから、野球が上手くなりたい幼児から小学6年生までの120名が参加した。
第1部は、幼児から小学1年生を対象に少年野球教室が開かれ、第2部は室内練習場で、同校野球部60名と野球を楽しむ会を開き、体育館で「普通の人」と題して、少年野球チームの監督やコーチを対象に辻監督が講演会を開いた。今一番聞きたいNO.1学童野球指導者の話とあって、大勢の監督やコーチらが集まった。
辻監督は、1968(昭和43)年滋賀県に生まれ、多賀中で軟式野球を始め、近江高校野球部で活躍。近畿大学に進学し、20歳の時に多賀少年野球クラブを結成した創始者。職業は国家公務員で、現在も監督を続けている。
同クラブは、2004(平成16)年と2009(平成21)年の全日本学童大会で準優勝。2016(平成28)年・2018(平成30)年と2019(平成31)年の3度優勝に導いている。
これまで2019(平成31)年に東川町で講演会を実施し、4年ぶりの北海道は小樽市での開催となった。
第1部では、幼児と小学1年生に参加を絞り、一瞬で変わる指導のコツを伝授。投げる練習を重点に置き、腱を使ったバネ投げについても指導。子どもたちは熱心に練習に参加し、監督やコーチも指導のコツに聴き入っていた。
小樽中央JBCの大畑君(1年)は、「ボールを取る練習で、前から後ろに行くところが難しかった。もっと上手になり、キャッチャーとバッティングで活躍したい」と話し、同・中田君(1年)は、「参加して楽しかった。守備ではピッチャーとセカンド・サード、打つことも上手になりたい」と目標を話した。
体育館で第2部の講演中、室内野球場では北照野球部60名が、子どもたちと野球を楽しみ、準備運動後、鬼ごっこでリラックスし、キャッチボールの練習などを行い、寒さを吹き飛ばすほどの熱気があった。
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