小樽菁園中吹奏学部定期演奏会 日頃の感謝と集大成

 小樽市立菁園中学校(花園1・村上俊一校長)の吹奏楽部(顧問:桑原竜也・川尻祥子・米澤尚子)が、11月23日(木・祝)14:00から小樽市民会館(花園5)ホールで第17回定期演奏会を開き、全9曲を演奏した。

 

 同部は、4月に新入生を迎え、部員21人が切磋琢磨し練習に励んでいる。今年8月には、札幌地区吹奏楽コンクールC編成で金賞を受賞し、3年連続全国大会出場となる第29回日本管弦楽合奏コンテスト2023では、中学生S部門で昨年同様の優秀賞を受賞した。2021(令和3)年では上位6校にあたる最優秀賞を受賞している。

 

 10月21日(土)を予定して延期となっていた定期演奏会は、3年生にとって最後の演奏会でもあり、感慨深いものがある。

 

 プログラムは2部構成で、「サンダーバードは飛ぶ」で開幕し、「シルク・ドゥ・ソレイユ」コンサート組曲、コンテスト出場曲として練習を重ねてきた「玉虫ノスタルジア」を演奏し、楽器本来の奏法以外の特殊な音を使い不思議な音を醸し出した。

 

 2部は、昭和世代の保護者や来場者に配慮した昭和名曲セレクションや、同部定番のアニメメドレー「銀河鉄道999」も盛り込み、YOASOBメドレーにも挑戦した。アンコールは、クラシックの定番「カノン」を演奏し、大きな拍手が送られた。

 

 同吹奏楽部OBの菊地君は、「玉虫ノスタルジアは、タイミングが揃っていて良かった。新しい曲にも挑戦して楽しめた」とし、孫の演奏を見守る男性は、「練習を重ねて、毎回聴くごとに良くなってきている」と話していた。

 

 ◎小樽市立菁園中学校(外部)

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