冬道における交通事故抑制対策として、後志地方安全運転管理者事業主会小樽支部(江端竜雄会長)主催の交通安全セミナーが、小樽警察署(佐藤伸治署長)等関係機関が協力し、11月18日(土)13:00から、ウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーで開かれた。
12月1日(金)〜31日(日)で展開する冬道じわ〜っとおたる運動のスローガン、「じわ〜っと転がし、じわ〜っと止めよう」や冬道の安全対策等を、市民に周知浸透させて冬道の交通安全事故防止を図ることを目的に、夜光反射材や同運動の周知を図る啓発物400個を配布し、来場者に交通安全を呼びかけた。
2023(令和5)年11月16日現在の道内交通事故死亡者数は113人で、昨年より11人多く、日没時間が早くなり運転手が歩行者を見つけにくくなるため、車間距離を長く取り、すべての座席のシートベルトとチャイルドシートを着用し、ひとりひとりが交通ルールを守り、正しいマナーを持つことが重要だとした。
交通安全運動や防犯運動などで、パレードや演奏会など幅広い演奏活動を実施し、道民と警察を結ぶ音の架け橋として愛される音楽隊を目指し、1956(昭和31)年に発足され67年が経過した道警本部音楽隊26人と、カラーガード隊のコンサートが久しぶりに開催された。
同音楽隊のそり滑りやワットワンダフルワールド、津軽海峡冬景色、マツケンサンバ2などの演奏に合わせて、小樽潮陵高校書道部(1・2年生)7人が、ステージから大きな半紙に書道をするパフォーマンスを見せた。
交通安全と高校生の考えや生き方を交え、「小さな油断が大きな失敗に。時に立ち止まって心にゆとりをもって、道標 まっすぐ前を見る、目標に向かって青信号で未来へ歩出せ」と、墨と信号の色をイメージして書道用の赤と青の絵具を使用して完成させた。
林部長は、「想像よりも沢山の人がいてびっくりした。作品は、練習よりも良い物ができて満足している。また機会があれば参加したい」と話した。
会場には、音楽隊の音が響き渡り、2階・3階からも聴衆でいっぱいになった。アンコール曲の「ふるさと」で締めくくり、途中から5名によるカラーガード隊も加わり、寸劇なども盛り込まれ、一層華やかな演奏会となり観客を楽しませていた。
書道作品は20日(月)まで会場に展示される。
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