日本赤十字社北海道支部小樽市地区が管轄する、水上安全法赤十字奉仕団(47名登録)において、今年8月に担当者と別の奉仕団との話し合いの際に、海水浴場パトロール活動の記録を確認したところ、実際に活動した人数よりも多く報告して報酬費を請求していたことが発覚した。
1963(昭和48)年7月に発足した同字奉仕団では、夏場開設の海水浴場においてパトロールや救助救護活動を行い、その報酬費(1日2,400円)を、2005(平成17)年度から2022(令和4)年度までの18年間にわたり水増ししていた。総額は2,147,900円と判明。
小樽市地区から小樽市へ、11月13日(火)に全額一括返済されている。同地区では、海水浴場パトロールを、同奉仕団と救急法奉仕団の2団体が管轄し、今回の水増し請求は、水上安全法赤十字奉仕団が行っていた。
小樽市は、「年間まとめて支払っていたものを、できるだけこまめにチェックする体制を強化し、再発防止に努めたい」としている。
◎小樽市地区赤十字奉仕団による報償費の過大請求について(外部)