地域に根ざし小樽市立花園小学校開校120周年

 小樽市立花園小学校(花園5・若林晋校長)は、11月11日(土)10:00から、児童214名・教職員24名・来賓30名・保護者13名が出席し、開校120周年記念式典を行った。

 

 同校は、1904(明治37)年に地域に根ざした教育を心がけ、小樽公園東山の麓に4学級264名でスタートした。

 

 本間初代校長は、校名に由来し「花は、厳しい風雪に耐え、春になると芽を出し、美しく開く。君たちも、高く清い理想を掲げ、規則正しく、仲良く学ばなければならない」と、子どもたちに言い聞かせた。

 

 雪の結晶(郷土)をバックに、桜の花びら(明朗と幸福)と「園」(親和と規律、協同の精神)の字を組み入れた校章(1912年5月4日制定)にも繋がり、校歌(1935年1月15日制定)の一節の“におえる花の 心もて”にも繋がっている。

 

 2012(平成24)年に量徳小学校と統合。教育目標を「笑顔いっぱい!いのちかがやけ 花園の子」とした。2018(平成30)年には入船小学校と統合し、適正配置計画の役割を担いながら、歴史を刻み続けている。

 

 120年を祝う記念行事は、5月の大運動会、菁園中学校とねりこみに参加した7月のおたる潮まつり、9月の公開研究会、10月は学習発表会とスターダンス・バレエ団芸術鑑賞が行われ、本日の記念式典に至る。

 

 若林校長は、「PTAと校友会の理解と協力で校旗を新調した。開校以来3代目の校旗となり、本日は2代目・3代目もステージに配置。

 

 昭和25年から80年近く、花園小学校の子どもたちを見守り続けていた校旗が受け継がれ、今の子どもたち、未来の子どもたちも見守り続けていく。

 

 120周年を祝う記念の年にめぐり合い、とても幸せなこと。花園小学校は、先輩・先生・地域の願いや思いが、素敵な歴史として受け継がれている。今日は、その願いや思いを感じとり、さらに未来を考える日。今日の式典の主役は皆さん。この日から、さらに素晴らしい笑顔と素晴らしい命輝く花園小学校を築いていきましょう」と式辞を述べた。

 

 引き続き、鈴木貴博120周年実行委員長らが挨拶し、児童が呼びける「喜びの言葉」で学校の様子や歴史を語り、合唱曲「風になれ」を全校児童で歌い閉式した。

 

 13:00からは秋まつりを4年ぶりに開催しみんなで楽しんだ。

 

 ◎小樽市立花園小学校(外部)

 ◎関連記事