冬の交通安全運動(11/13〜22)の初日11月13日(月)9:30から、セーフティコールおたるが、花園十字街など市内8カ所で一斉に行われた。
小樽警察署・小樽市・小樽市交通安全運動推進委員会・小樽交通安全協会・小樽市交通安全指導員協議会・市内4ライオンズクラブ・北海道警友会小樽支部・ワンワンパトロール隊など、110名がJR小樽駅前交番前に集まり、国道5号線沿いに交通安全や飲酒運転根絶と書かれた旗波を作り、ドライーバーや歩行者に交通安全を呼びかけた。
市の佐藤靖久生活環境部長は、啓発活動に先立ち、「本格的な冬になると、吹雪や路面凍結によるスリップ事故など冬道特有の事故が懸念される。
昨年の全国における交通死亡事故状況は10月~12月にかけて増加し、17:00~19:00の日没前後が多い。この時間帯に起こる事故は横断歩道以外で発生し、そのうちの7割は歩行者の法令違反があると言われている。
事故はドライバーのみならず、歩行者にも原因があることを認識する必要がある。今後、交通事故による犠牲者を出さないためにも、本日お集りの関係機関の皆さんとの連携を、より一層深めながら交通事故防止を呼びかけたい」と挨拶した。
続いて、同署・荒川洋平地域交通官が、「道内交通状況については大変厳しい状況。今年に入ってから人身事故件数・事故により負傷された人数共に、昨年同時期よりも増加している。11月5日に国道5号線勝納町で車が単独で道路脇の支柱に激突し運転手が死亡した。8月の塩谷での死亡事故に続き2件目、昨年と同数。勝納町の事故は、運転手がシートベルトしていなかった。着用していれば助かった可能性が高い。
また、11月10日に桂岡町で飲酒運転していた男を現行犯逮捕。今年に入ってから、飲酒運転の逮捕者は4人。飲酒運転の検挙者数は、すでに昨年の1.5倍になり、今年は飲酒運転が多く、根絶には程遠い。
交通安全運動では、子どもや高齢者による歩行者の安全確保・スリップ事故防止・全席のシートベルト着用・飲酒運転根絶。小樽警察署では、3つの運動重点を中心に、引き続き交通取り締まり、パトカーによる警戒活動を強化する」と述べた。
その後、各団体ごとに5号線沿いに立ち、ドライバーに旗波により安全運転を、歩行者には交通安全を呼びかけ、同パトロール隊の犬2頭と4名は横断歩道を歩き、ドライバーや歩行者に交通安全を訴えた。
11月18日(土)13:00から、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで交通安全セミナーを開催。道警本部音楽隊とカラーガード隊のコンサートのほか、同音楽隊の演奏に合わせて、小樽潮陵高校書道部により書道パフォーマンスが行われ、冬道の交通事故防止を呼びかける。
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