小樽市立高等看護学院(緑3・馬渕正二学院長)では、11月2日(木)10:30から同学院体育館で、戴帽生29名(うち男子6名)が出席して第56回戴帽式を開き、学校関係者・来賓・保護者と在校生がその様子を見守った。
初めての病院実習に臨む前に行う式で、1年生女子学生の頭にナースキャップを、男子学生の胸にエンブレムを、佐藤節子副学院長につけられ、看護の道に進む決意を新たにした。
戴帽式に先立ち、馬渕学院長は、「これまでの教室で学んだ知識が、実習先ではどのように臨床で活かされるのか、看護師になる決意をさらに高め、思いを新たにする今日、良い看護を求め、自ら学び、共に成長してもらいたい」と期待した。
来賓からの祝辞が続き、上級生を代表して花畑さん(3年)が、「これまで学んだ知識や技術を、これから始まる実習で、患者さんがより良い入院生活を送れるよう生かしてもらいたい。
皆さんには、患者さんの側に寄り添い、ゆっくりと気持ちを受け止め、病を迎える患者さんにとって心の支えになる存在になってもらいたい。キャンドルの灯のように、患者さんの希望の光となるよう、思いやりや優しさのある看護師を目指されるよう願っている」と述べた。
キャンドルサービスでは、ひとりひとりが火を灯したろうそくを持ち歩いて整列。ナイチンゲール誓詞を声を揃えて暗唱。学院歌を斉唱し、戴帽生が退場し式は終了した。
戴帽生の田中さん(19)は、「入学してから半年間、戴帽式でより看護師になる決意ができた。今まで患者さんと接したことがなかったので、より良い看護ができるよう成長したい。患者さんひとりひとりの気持ちを考えて、寄り添う看護師になりたい」と話した。
三角さん(23)は、「まだ未知の状態で不安もあるが、初めての臨床で良いナースを目指したいと思った。患者さんに寄り添い、その人らしい生活を支える入院生活が送れるよう、すべての事に気を使い努めたい」と話した。
実習は、12月11日(月)から小樽市立病院(若松1)で始まる。
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