杜のつどい(星功会長)の文化祭が、9月29日(金)・30日(土)10:30〜15:00、産業会館(稲穂2)1階杜のひろばで開かれ11講座の展示が行われた。
同会では、現在327名の会員が所属し約44の講座を開き、それぞれに興味のある講座に参加し趣味を楽しむ中で、技術の向上や仲間との親睦を深めている。
特に作品発表のないフラダンスや朗読などの講座は、8月29日(火)と30日(水)に文化祭を開催し、今回は、作品がある11講座の文化祭が開催された。会場には、ところ狭しと作品が展示され、来場者を楽しませた。
生け花を楽しみましょうでは、生きる力をもらい、季節の花々を意識して池坊のいけ方を学ぶ会で、十五夜にちなみ、ススキや栗・黄色い菊をアクセントに豪華に生けた作品などが並んでいた。
杜のつどい10周年を記念して作成したタペストリーも展示し、ボランティアサークル「陽だまりてしごと」では、温かいと誰もが喜ぶ手編みの靴下カバーを制作し展示紹介した。
東日本大震災から続けていた靴下カバー寄贈は、10年を節目に中止としたが、赤岩の老人施設はるへは寄贈を続けている。
チクチク手ぬいの会では、大島紬や木綿布の端切れでカジュアルなアクセサリーやタペストリー、布バッグ・干支ウサギのぬいぐるみなど、丹精込めて制作した品々が来場者に注目を集めた。
中村秀嶺氏が講師を務める書を楽しむ会(第2・第4土曜日)では、第8回書究文化祭に出品して入賞した作品も展示している。熟年の筆使いに感心していた。
能力アップ教室では、漢字や計算、ぬりえの体験会も開催。能力はつらつと国語の時間に参加している本間正一さんは、(平成30)年4月2日〜2023(令和5)年5月15日の100号の「温故知新(古きを尋ねて新しきを知る)」と題して、小樽の日常の様子を写真に収め、それに関連して有名な俳人の句と小樽市緑町歌碑がある日本の歌人・小田観螢の歌を紹介し、他にもロシア文学を翻訳した作品も展示紹介。
来場者は、「素晴らしい作品ばかりで、皆さん手の器用な方々ですね」と感心していた。
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