9月19日(火)〜23日(土)長崎屋小樽店(稲穂2)2階公共プラザで、小樽技芸講師研究会(渋谷昭子代表)の最終回となったチャリティバザーで得た収益金10万円を、小樽市社会福祉事業資金基金に寄附。
9月28日(木)11:30から、籐工芸家の渋谷代表・革工芸家の山田郁子さん・手編みニット講師の鈴木昭子さんが出席し、市役所(花園2)市長応接室で贈呈式が行われた。
渋谷代表から迫俊哉市長へ目録が手渡されると、長年に渡る寄贈(総額300万円以上)を受けた小樽市から感謝状が贈呈された。
同研究会は1976(昭和51)年に結成され、47年間に渡り技術指導に努め、年に1度、生徒と講師の丹精込めた成果を展示販売している。
現在は、市内在住の籐工芸・革工芸・和紙工芸・布小物・ビーズアクセサリー・手編みニット・手作り帽子の講師8名が集まり、毎年この時期に、同会場でチャリティーバザーを開催し、今年で45回目となった。
講師の高齢化や後継者不足などからやめてしまおうという意見もあったが、楽しみにしてくれる人に、最後に礼を言いたいと開催を決め、その収益金10万円を寄附。
迫市長は、「自分が秘書課にいた頃からずっと知っていて、当時は阿部会長から寄附をいただいて、病院建設や社会福祉を支えてくれた。
45回目で最後となったが深く感謝する。後継者がいないのは、会員皆さんのほぼ共通の課題。年を重ねてもずっと続けることは大切で生活の励みになる」と感謝した。
渋谷代表は、「微力ですが、会を続けてこれたのは皆さんお陰。何かお役に立ちたいと寄附を続けてきた。会に入会したのは20歳代の頃、長さを実感する。
技術向上と親睦を図ってきたが、地元の技術者もいなくなってきた。趣味を続けられたことはとてもありがたい」と、これまでを振り返った。
山田さんは、「若い世代は働きながら習いに来てくれて、直接接することができる時は、これまでの技術の蓄積を教えたい」と話した。
鈴木さんは、「手編みを始めて32年、この会に入会して15年。同じ業種や他の業種の方と一緒に活動し、知り合いになれて良かった」と振り返った。
歓談では、最後のバザーを惜しんでいたなど、懐かしい話に花を咲かせていた。
◎関連記事