第74回小樽市文化祭開幕 多彩な文化芸術を鑑賞

 小樽市文化祭実行委員会(大道恒雄実行委員長)は、2023(令和5)年度第74回小樽市文化祭を、芸術の秋真っただ中9月28日(木)美術市展を皮切りに開幕し、11月5日(日)まで14種目4会場で開催される。

 

 初日9:50からは市立小樽美術館(色内1)1階研修室で開会式が開かれ、北村稲谷同実行委員会副会長・迫俊哉市長・鈴木喜明市議会議長・林秀樹教育長・江川光博市美術展覧会運営副委員長・堀口雅行総連合町会会長・苫名真美術館館長・分団協加盟団体代表らが出席し、テープカットで開幕を祝った。

 

 北村副会長は、「各会場へ足を運び、様々な文化芸術に触れ、小樽市文化祭を楽しんでもらいたい。文化の香り高い町小樽に向けて、これからも委員会一同一丸となって、文化芸術の振興に積極的に取り組み、文化の向上に努めたい」と挨拶した。

 

 迫市長は、「美術館の市展を皮切りに、4会場で14種目の多彩な展示やステージ発表
を予定している。多くの市民の皆さんが、様々な作品やステージを心行くまで鑑賞できることを願っている。

 

 文化芸術に触れる中で、自身でも初めてみたい、もっと深く触れてみたいと思える芸術に出会えたならば、そこから文化芸術の輪が広がっていくのでは」と期待した。

 

 美術市展(福原幸喜委員長)は、同館1階多目的・市民ギャラリーに油彩・水彩・日本画の作品、2階の企画展示室に版画・工芸・素描・ミクストメディア・彫刻・市展委員の作品を展示している。

 

 昨年度の1人1枚の制限を改正し1人3枚までの応募とし、56名の74点の応募があった。その中から、厳選なる審査の結果55名の70点が入選し、最高賞の市展賞には、昨年に続き、梅津俊雄さんの作品「秋麗」(水彩画)が受賞し、新委員に選出された。

 

 同展覧会運営副委員長で日本画家の上田入子さんは、「従来通りの開催となり、出展数も1人3枚とした。集まった作品は、皆さんすごく力作で日本画も頑張っている。新市展委員になった市展賞受賞の梅津さんは、道展にも応募されている方で力量の充分ある方。

 

 高齢化に伴い年齢層が上がり、出品の絵が小さくなってきているが、とても良い作品並んでいる。この機会にぜひ市民のみなさんも足を運んでいただきたい」と、来場を呼びかけた。

 

 第76回美術市展

 9月28日(木)~10月8日(日)10:00~17:00(最終日16:00)

 市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー、2階企画展示室

 入場無料、10月2日(月)休館

 

 ◎小樽市文化祭(外部)

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