2023(令和5)年3月から外国船の国内運航が再開され、小樽港にもクルーズ客船23隻が寄港を予定。終盤となった9月25日(月)は、釧路港への寄港を変更したカーニバル・ルミノーザ(バハマ船籍・92,720t)が小樽港に初寄港した。
6:05に同船が大きな船体を小樽勝納ふ頭に接岸。おもてなし観光案内や土産販売・両替所を開設し、乗員乗客を出迎え、8:00からは市主催の寄港を感激するセレモニーも開かれた。
同船を運航する世界最大のクルーズ客船会社のカーニバル・クルーズ・ラインは、カリブ海クルーズが有名で、同船は92,720トン・全長293.5m・乗組員1,050人・客室数1,130室・乗客定員2,260人。初就航は2022(令和4)年で今回初めて日本に寄港した。
9月14日(木)18:00にシアトルを出港した同船は、当初釧路を予定していたが、強風のため25日(月)6:05に小樽港に接岸した。
10日間を海上で過ごしていた乗員と乗客は久しぶりに上陸し、買い物などを楽しむために両替所は混雑した。
17:30の出港時には大勢の見送りが集まり、小樽潮太鼓保存会の打演が鳴り響いた。乗客はデッキに出て見送りの人に手を振り、太鼓の打演には大きな拍手が贈られた。刻々と日が沈み夕焼けが見送りに花を添え、船は小樽港を後にした。
26日(火)9:00に函館港に寄港、同日18:00に出港。27日(水)青森・29日(木)東京・10月1日(日)広島・3日(火)那覇、6日(金)〜15日(日)はプエルトプリンセサ(フィリピン)〜ビンツ(インドネシア)〜ブリスベン(オーストラリア)を周る予定。
今後の小樽港へのクルーズ客船寄港予定は、9月26日(火)、勝納ふ頭にダイヤモンド・プリンセス(寄港8:00・出港18:00)、10月6日(金)第3号ふ頭にバイキング・オリオン(寄港8:00・出港7日14:00)、24日(火)第3号ふ頭にレガッタ(寄港7:30・出港16:00)。
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