アップダウン二人芝居“桜の木の下で君と”10/9

 フリーで活動するお笑いコンビアップダウンが、4月29日と7月2日に続き、今年3回目となる、10月9日(月・祝)にウイングベイ小樽(築港11)の市民劇場ヲタル座で、特攻隊の教官と教え子の絆を描いた音楽劇「桜の下で君と」の上映会とトークショーを開催する。

 

 今回の上映は、2020(令和2)年8月に道新ホールで上映した収録分(1時間45分)で、コロナ禍の際に、無観客で映像化した上映会形式で行ったもの。上映後のトークショーでは、アップダウンが登場し作品への思いを語る。

 

 茅部郡森町出身の竹森巧氏と札幌市出身の阿部浩貴氏が、1996(平成8)年4月に結成したお笑いコンビで、竹森氏は、テーマ曲の「愛しき人たちへ」を作詞作曲するなどシンガーソングライターとしても活躍。

 

 一方、阿部氏も多くの舞台で役者として出演し、同上映のパンフレットの絵を手掛けるなど、イラストレーターやデザイナーの顔も持つ多才な2人だ。

 

 小樽では、2022(令和4)年11月6日に、北海道と名付けた松浦武四郎とアイヌの交流を描いた友情物語の音楽劇「カイ」を開催し、小樽の地域活性を含め子どもたちの未来を育む活動を展開中。

 

 今回は教育を念頭に置いた歴史を笑いで伝えようと、「特攻隊の芝居を作ろう」という思いに至り、第四十五振武隊快心隊隊長の藤井一中尉をモデルに、他の特攻隊の方々の記録や手紙などからフィクションとして再構成したもので、背景には特攻隊の真実の姿が描かれている。

 1945(昭和20)年5月28日、鹿児島の知覧飛行場から出撃した2人乗りの戦闘機に乗っていた29歳の関根中尉役を竹森氏が、18歳の少年飛行兵の久保役を阿部氏が演じた。

 

 同音楽劇は、アマゾンプライムでの映画化が決定し、今年の年末か年始の配信開始となる。

 

 音楽劇「桜の下で君と」アップダウン二人芝居 上映会&トークショー

 10月9日(月・祝)第1部開場12:30・開演13:00、第2部開場15:30・開演16:00

 市民劇場ヲタル座(ウイングベイ小樽5番街3F)

 一般2,000円、中高生1,000円、小学生以下500円

 チケット問合せ 080-6509-3219・メール 株式会社彌榮(宇野木洋人)

 

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